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1月31日のニュースになります。(すいません、著作権がわからなかったので、ニュースは引用していません。よかったら検索のほど、よろしくお願いします)。
排卵日を予測する「排卵検査薬」という試薬は、2009年の薬事法改正により、現在一般的に手に入れようと思うと、病院で処方してもらうか、もしくは調剤薬局で氏名住所などを登録しなくては買えませんでした。
しかし、それは結構手間であったり、そもそも個数がある程度ないと使えないという問題があるため、海外のサイトなどで個人輸入という手法を使って手に入れていた方がほとんどなのではないかな、と思います。
条件付きの要項などを盛り込んだ上で、2014年度中にも発売可能になる、というニュースでした。
排卵検査薬は、ある程度、排卵日を予測できるため、妊娠希望のカップルにとっては便利な検査薬です。
しかし、実際にどのくらいの的中率かと言われると、一番確実なのはやはり産婦人科にかかり、エコーなどで確認してもらうことと比較すると、残念な結果となってしまいます(エコーでも、予測が難しい人も多いようですが)。
今回、どういった経緯で規制緩和に踏み切ることになりそうなのか定かではないのですが、昨今の少子化対策、不妊治療が一般的になったことで医療費が増大していること、などなどから、「産婦人科にかかって、医療費を使って排卵チェックするよりも、排卵検査薬で完全に自費で妊娠してもらった方が安くつく」という、政府の大人の事情だったのではないかな、と邪推しています。
事情はどうあれ、誤診の可能性があるから、と、排卵検査薬はドラッグストアでは買えず、妊娠検査薬は買える、という状況には疑問を抱いていたので、これはよいニュースなのではないか、と私は思います。
敷居が低くなることで、これまで基礎体温でしか排卵予測ができなかった人が、もう一歩踏み込んだタイミング法をとれるようになるのではないかと期待しています。
基礎体温については、また一度項を改めて書こうと思っていますが、排卵予測が非常に難しいものなのです。
高温期に入れば「排卵した」ということはわかるのですが、では実際に「排卵する」のはいつかというのは、かなりまちまちです。
一般的に言われる、「体温が一番下がった部分で排卵」、というのは、実際に調査してみるとかなりずれがあることがわかっています。
高温期になるまでタイミングを続け、高温期になったら休憩する、というやり方であれば効果があるのですが……月経の周期が不順である場合には、これもなかなか難しい。
特に生理不順の人で、産婦人科で本格的な治療までするのはちょっと……というカップルや、卵胞チェックを受けたあとの確認をしたいというカップルが、今回の規制緩和で気軽に排卵検査薬が手に入れられるようになる事を期待しています。