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2014年2月28日金曜日

妊娠中、安静時に左側臥位(左を下にして寝る)は絶対に必要なのか

ウテメリンの副作用にもだいぶ慣れてきました。特に空腹時に飲むとばくばくがくがくしますが(頻脈・動悸と上肢の振せん)、慣れとは恐ろしいもので、なんかもうこのくらいならいいかな、って……まあ、そう思えるくらいには気にならなくなってきました。
前よりも副作用自体が軽くなってるのか、単純な慣れなのかは定かではありません。


まあそうしながら、ひたすら横になって安静にする日々なのですが(と言いつつ、やはりどうしても用事があったりするので外出もしている不良妊婦ですが)、妊婦向けのサイトや本を見ていると「安静時は左を下にして寝ましょう」と書かれているのをよくよく目にします。
これ、根拠はあるんだろうか……?
今回はそんな疑問を医学的に考えてみることにします。

2014年2月27日木曜日

うちのベビーシートの選び方

(追記で実際に使用した感想も書いています)

今回は医学とは関係ない、我が家でのベビーシートの選び方についてのお話。
前回前々回あたりの記事に書いた通り、切迫早産気味になってきたので、「初産だから、どうせ予定日あたりまで余裕でもっちゃうだろう。それまでにのんびり揃えればいいや」と思っていた様々な物品を、慌てて買いそろえ中です。
私が動けないので、親に代理を頼んだり、ネットであれこれ注文したり……それすらままならず横になっている状態の方が多いのですが。
はあ。間に合うかなあ。

出産までに準備しなくてはいけないものはいくつかあるのですが、これだけはとにかく探しておかないと、と思った大きな買い物は「ベビーシート」です。
なにぶん、車がなくてはなにもできない田舎ですので、退院時からこれがないと話にならない。
ベビーシートの着用義務と言いますか、罰則はあるのか調べてみると、罰金はないけれど1点ひかれるそうな。
しかし、退院直後の生後1週間の赤ちゃんをベビーシートに載せることができるのか……? 首が据わらないどころの話じゃない時期の赤ちゃんを……?
……これは悩んだ結果、「タクシー使えばいいじゃん」ってことになりました。タクシーやバスはベビーシートの義務はないそうです。そりゃそうだ。
幸い、退院後は実家で過ごすのですが、実家は産婦人科から車で5分くらいの場所なので、もうそれで済ませることにしました。

退院直後はよしとしても、それ以降はどう頑張ってもベビーシートがいります。
で、数週間前に某ベビーザらスにて下見をしてきました。
いやー、すごい数ですね。ベビーシートにチャイルドシート、メーカーも沢山、値段もぴんきり。
もうね、なにを比較したらいいのか……

で、考えたわけです。
これだけは譲れない、という部分でしぼろうと。

2014年2月26日水曜日

安静とウテメリンと副作用と

さて、先日のブログで書いたとおりで、特にどうしようもないのでひたすら安静にしています。
幸い、鮮血の出血は治まりました。子宮膣部びらんからの出血だったんでしょうかね。おしるしでなかったのならなによりです。
ただ、やはり少し動き回ると茶色のおりものが出てきますが……うーん、どうしようもないなあ。

ウテメリンは6時間おきに1錠ずつ飲み続けてます。
とはいえ、タイミングが難しい。
ざっくり言うと、朝、昼、夕、寝前の4回投与なんですが、できれば6時間おきにした方が血中濃度が安定する。となると、1時、7時、13時、19時……
実際問題として、内服の投与では血中濃度がばらつくのは仕方がない。厳密にするなら、経静脈投与(要するに点滴でゆっくりと流す)が確実なわけで、そこまでの緊急性がないからこそ内服及び自宅安静の指示なわけでして……
だからまあ、あまり厳しく考えすぎるのもな、と、朝は8時くらいに飲んでたり、結構ばらついた時間に飲んでます。

2014年2月22日土曜日

出血しました(妊娠9ヶ月、34週)

今日は珍しく、友人と飲み会(飲まないけど)の予定だったのです。
で、家を出る前に軽くシャワーを浴びておくか……と思ったら……
見事な鮮血が出ました。
シャワーに混じったせいで、茶色のおりものが赤く見えたかも?
と思って内診してみたのですが……うん、これは鮮血だね! しかも、数日前より子宮頸管が短く感じるよ!
出血自体は量は多くなく、生理のはじまった時のような感じなのですが、鮮血はよくない。
万が一、おしるしだったりしたら、レッツ出産になってしまう……。
しかし、まだ9ヶ月、赤ちゃんはまだ2100g程度、週数的には最悪出てきても大丈夫なのですが、いやしかしまだ早い。できれば37週までもってほしい。

2014年2月20日木曜日

腹帯は必要か? メリット・デメリット・戌の日の話

安定期に入ったところでの一大イベント(?)といえば、戌の日。
妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日に腹帯を巻いて、安産祈願のお参りをするというイベントになります。
戌の日ってそもそもなんぞやといいますと、一日一日に「子、丑、寅」……と割り振りまして、その戌の日にあたる日、つまり12日ごとにまわってくる日のことを指します。
で、犬は多産で安産なので(と、言われているので)、その日にお祝いをしましょうよ、という日本特有の行事です。
もちろん、腹帯も日本特有のもの。岩田帯と呼ばれる……まあ要するにさらしを、これまた独特の巻き方をしまして、午前中に神社でお参りをして安産を願う、というのが(多分)本来のやり方。
地方差もありますし、神社でお参りと言われても、仕事しているご婦人には平日にお参りなんて行く暇ないし、という感じで、まあどうやるかは夫婦とご実家と相談してでよいんじゃないかな、と私は思います。
ちなみに私は、私も旦那も仕事で忙しかったので、自宅で午前中(という名の真夜中)に、自分で買ってきた犬印の腹帯を巻き、二人で「元気な子どもが産まれますように」とお祈りをし、記念撮影をしておしまい、という……ええ、なんともやる気のない戌の日でした。まあ、気持ちの問題ですよね、うん。

腹帯のメリット・デメリットから必要性を考える

ま、それはよいのです。
今回は腹帯の話。
腹帯なんですが、これって必要かどうか? 医学的に考えてみましょう。

2014年2月19日水曜日

はりどめの薬、ウテメリン(リトドリン)の作用と副作用と使用感想

さて、今回は私も処方されたウテメリンの話。
ウテメリンというのは商品名でして、正式な名称はリトドリン塩酸塩、もしくは塩酸リトドリンと言います。
商品名はいろいろありまして、ウテメック、ウテメナール、ウテロン、ウルペティック、リトドリン塩酸塩錠、リトドリン錠……など。どれも基本的な成分はリトドリン塩酸塩ということになります。
ちなみに、錠剤の飲み薬だけではなく、点滴もあります。切迫早産などで入院すると、はり止めの薬として持続的に点滴されたりすることになります。

ウテメリン(塩酸リトドリン)はどうやって作用するか

さて、この薬、どういったところに働きかけているかというと、一言で言うと「自律神経」の中の「交感神経」の刺激を伝える薬です。
臓器の表面には、この交感神経の刺激を受け取る「受容体」という部分がありまして、ここを刺激したり遮断したりすることで、交感神経の働きをコントロールすることができます。
今回刺激したいのは、子宮の平滑筋。この平滑筋の弛緩に関与している受容体は「β2受容体」と呼ばれる部分になります。
ですので、これを刺激する「β2刺激薬(もしくは単純にβ刺激薬)」と呼ばれるものの一種である、塩酸リトドリンを投与することで、子宮の平滑筋を弛緩させ、子宮の収縮を抑制する、つまり「お腹のはり止め」としての薬効を期待する、というのがウテメリンの正体です。

2014年2月18日火曜日

妊娠33週の妊婦健診・そしてウテメリン

昨日の続き。
夜中も朝になっても、なんとなくはる感じが頻繁に続いておりました。
旦那は「もう今日は妊婦健診だけ行って、あとは寝てなさいね!」と念押ししてお仕事へ。
一つだけ幸いなのは、昨日の痛みはないことでしょうか。
ただ、はる。あと、茶色のおりものがやっぱり多い。

午後に予約を入れていたので、行く前に軽く陰部洗浄だけして行く事に(お風呂に入る余裕はなかったので)。
そのついでに、恥ずかしながら(?)ちょっと内診をしてみました。……うーん、子宮頸管長はあまり変わらなそうだけど、少し子宮口が柔らかい。赤ちゃんの頭はそんなにおりている感じではなさそうです。
が、これはあくまで専門外の診察なので、もうきちんとした判断は主治医の先生にお任せするしかない。
ただ、多分急に入院になるような感じではないかな? と思いながら、受診することにしました。

2014年2月17日月曜日

お腹がはって痛くなってきたお話(妊娠9ヶ月)

母と入院直後に必要になりそうな物資を買い出しに行きました。
午前中から食事をはさみ、更に買い物。その後、食事の買い出しをして帰ったのが夕方。
ちょっと疲れたな、結構動いたな……と思いながら夕飯の準備をしていたのですが……
お腹がはってきました。
お腹がはるのは、もう日常茶飯事になっていたのでごろりと横になって、また準備再開。
しかし、すぐにまたはる。
しかも、なんだか痛い。

……これはよろしくない。
一週間ほど前にも、生理痛のような痛みがあるという話をしましたが、あれは本当に下腹部だけで、まあ大した事ない痛みの雰囲気だったのですが、今回はお腹全体が痛い。
正しく言うと、子宮全体が痛い感じ。
そしてお腹はドッジボールのような固さ。形的には斜めのピーナッツみたいな感じですが(多分胎児の形を反映しているのかと思います)

あ、いかん。これ、なんか前に流産した時の痛みに似ている。

2014年2月15日土曜日

妊娠9ヶ月どうしてこんなに苦しいの? 子宮底から考えた

オリンピックも気になるのですが、あまりに苦しくて眠れないのでブログを更新することにしました。

今日(あ、もう昨日か)はバレンタインだったので、オペラというケーキを作ったはいいんですが……旦那一人で到底食べれる量ではなかったので、数日かけて二人で食べる事に。雪じゃなければ実家に持って帰れたのですが……

が、苦しい!
もうね、食事もお腹のすくのに比してほとんど食べれないのに、これに加えてケーキなんて正気の沙汰ではありませんでした。
少し食べたらぱつぱつのお腹が更にぱつぱつに……
なんでこんなに苦しいの!

2014年2月14日金曜日

骨盤ベルト? 効果あるの?

基本的に雪の降らない地域なのですが、珍しく積もってはしゃいでいます。
仕事が産休でよかった……絶対たどり着かなかった……(雪が降ると交通機関が完全に麻痺する)

しかし、寒くなると、腰痛と座骨神経痛が酷くなります。
職業病でしょうか、診察で前屈みの姿勢をとることが多かった時に腰痛を発症し、ついでに座骨神経痛もある人間なので、妊娠して更に辛いことになっています。
で、本当はコルセットを巻きたいのですが……妊娠中は……巻けない……ですね。

2014年2月13日木曜日

明日はバレンタイン

相変わらず茶色のおりものが続いておりますが、生理痛のような痛みは幸い2日もせずに治まりました。
橋本病の方で定期受診をしましたら、若干数値がよくなく「これは消耗性の低下パターンかもしれないねえ。次回はいろいろ検査しておこうか」という話になりました。もしかすると、こちらの方で体調を崩して、過剰な子宮収縮が起こっていたりしたのかもしれません。
まあ、だからといって今出来ることは特になく……
体はえらくきついんですけどね。まあ、妊娠中だからなのか、甲状腺ホルモンが足りてないからなのか……ここまでの週数まで来てしまうと、厳密に甲状腺ホルモンのコントロールをしなくても児の発達には支障ないんで(もちろん、極端に不足していたらだめですが)、自分が我慢すればいいか、と思ってます。仕事もないですしね。

となると、さて、明日はバレンタイン。
なにか作るか、でもきついしな……
毎年いろいろ作るのが好きな人間なのですが、旦那はあまり甘い物は好きではないし、そんなに楽しみにしていることもないだろうし、今回は無理に作らなくてもいいかなあ……
と、思っていたのですが……
昨晩、ちらっとそんな話をしましたら、なんとなく寂しそうな反応をされまして。
そうか、やはり若い殿方って、やっぱりちょっとバレンタインを楽しみにしてるものなのね。と思い直しました。
毎日仕事を頑張ってる旦那ですから、ちょっと恩返ししなくては。
クッキーやトリュフやガトーショコラくらいなら手抜きできていいなと思ったのですが、いつもと同じじゃつまらないので、なにか考えてみようかと思います。
無理に一日で作らなくても、今日スポンジ焼いて、明日組み立ててもいいし……今日作って失敗したら、明日作り直してもいいし……だめなら、美味しいお菓子屋さんで買ってくるか……
うん、楽しそうな気がしてきましたた。
今日は少しお買い物に行ってきます。田舎なので、材料が手に入るといいんですが……ね。

2014年2月10日月曜日

妊娠線予防クリーム・ローションの効果はあるのか?



妊娠線予防クリームがたくさん売られていますが……

(最後に産後の追記を追加しています)

さて。
妊娠しますと、恐らく多くの女性の関心が集まることと思います「妊娠線」
妊娠出産の本を見ますと、様々な妊娠線予防クリームなどの商品がぞろぞろと載っています。

この妊娠線予防クリームって効果あるの? エビデンスは?

というのが今回の話。

「友達は予防していたけど、結局臨月に妊娠線ができたって話だよ」
とか、
「母親はなんの予防もしてなかったらしいけど、妊娠線はできなかったって」

なんて話、耳にしたこともあるのではないでしょうか。

妊娠線とは? 何故出来るのか? 原因は?

まず、妊娠線とはそもそもなにか、と言いますと、簡単に言うと「妊娠して大きくなるお腹に皮膚が伸びる力が追いつかず、ばりっと一部切れてしまった状態」ということになります。
もちろん腹に穴が空く訳ではありません。
皮膚の一番表面の表皮と呼ばれるところは結構広がるのですが、その下の真皮と呼ばれるところの弾性線維のネットワークがやられてしまった状態です。最初は赤く、痒みや痛みを伴うこともありますが、最終的には白い線条として残ります。
お腹だけではなく、乳房やお尻など、急に大きくなる場所にはできる可能性があります。
(ただし、これについては実はあまり詳しい研究はされてない様です。妊娠線の発生機序については1992年に最後の報告があったきりの様子。悩む人は多いのでしょうが、命の危険がないからか、あまり盛んに研究されていないようで……)
妊娠線が出来るか出来ないかの予測は難しく、非妊娠時の体重や、妊娠中の体重増加、出産時のBMI、児の出生体重、これまでの皮膚線条の既往、表皮の水分含有量などなど、いろいろと言われていますが、なかなかこれといった決め手に欠ける状態です。

2014年2月9日日曜日

妊娠後期の生理痛のような痛み……Braxton-Hicks収縮か前駆陣痛か?

今日朝からホットケーキなんかを焼いてますと、じわーっと下腹部の痛みが。
とても生理痛によく似た痛みです。
子宮収縮かな、と思うと、お腹はそんなに張ってる感じはない。やや張ってるかな、という程度。
一週間ほど続いている茶色のおりものも、相変わらずといった感じで変化なし。明らかに鮮血とかが出る感じはない。
若干、膣側の痛み(私の生理が始まる直前の時の特徴的な痛み)も。
うーん、なんだろう、これ。

少し休むと治まって、またふと痛くなったり。
でも破水感はなし……

Braxton-Hicks収縮なのか……前駆陣痛なのか……

2014年2月7日金曜日

医者と結婚する方法を考える


以前、「医者と出会う方法を考える」の記事をアップしましたが、その続編。

今回は医者と結婚する方法を考えてみました。
自分自身医者で、旦那も医者なので、まあ気持ちとしてどういう方と結婚できるか、という話ですね。

首都圏で働く独身の友人(医者です)が、
「俺は、普通の人と、普通の幸せな結婚がしたいだけなのになあ……」
とぼやいておりました。
ルックスも性格も合格ライン、博士号もあり、かなりの売り手市場なのですが……よい出会いに恵まれず、付き合っては別れを繰り返しています。
彼がいい結婚をしてほしいなあ、と思いながらつらつらと書きなぐってます。

2014年2月6日木曜日

仕事を辞めて専業主婦になると

仕事を辞めて専業主婦になってみると、時間を持て余し気味になります。
それなりに予定もあるのですが、今日みたいになにもない日は、一体何をしようかと途方に暮れてみたり。
そもそも、妊娠後期ともなると、体が重くてすぐに息があがるし、お腹は張るし、相変わらず茶色のおりものは続いているし。休み休みしか家事もできません。
いや、やることはあるんです。
主に部屋の掃除……年末の忙しさで大掃除をし損ねたままなので、それをやらねば。
しかし、この収納スペースが非常に少ない我が家でどう片付けたものか……

2014年2月5日水曜日

2014年になってからも先天性風疹症候群の報告が続く理由

風疹の世界に恥ずべきレベルでの流行は、とりあえずピークを越えましたが、今年になってすでに4例、先天性風疹症候群の報告が出ています。
昨年はトータルで32例の報告がありました。
例年の報告数は0〜数例ですので、これはとんでもない数字だということがわかっていただけると思います。
流行が過ぎて、なお先天性風疹症候群の報告が続くのはなぜでしょうか。
これは、昨年の大流行で夏頃まで風疹が猛威をふるっていましたので、まだしばらくは報告が多くなるのではないかと予想されます(その頃に妊娠をしていた方たちが、出産の時期を迎えるため)。

ピークは越えたとはいえ、今年に入ってからの風疹感染報告例は1月4週までにすでに32例。そのうち28例が男性で、20代以降がほとんど、といった状態です。更に言うと、約半数は40代以上です。
昨年の流行があり、女性の多くは風疹のワクチンを受けたかと思います。し
かし、この感染の状態を見ていますと、やはり男性の意識の低さが窺えます。

医者(男)と出会う方法を考える

今回は妊娠とはちょっと離れた雑談を一つ。

同業者以外の人と一緒に食事をしている時などに、たまに話題になること。

「どうやったらお医者さんと出会えるの?」
「お医者さんとか合コンするの?」
「お医者さんと結婚する方法は?」

私自身、大学からこのかた、医者を含む医療関係者以外と知り合う機会がない人間でしたので(大学が医学部だけ孤立したキャンパスだったので、知り合う学生は基本的に医者と看護師の卵ばかりだった)、恋人にしろ旦那にしろ、選択の余地なくドクターもしくは医学生ばかりでした。そもそもあまりアクティブな人間ではないので……
周囲の女医さんも、ほとんどがそんな感じ。
同じ年代(30歳前後)だと、未婚者が半分くらい、既婚者のうち8割くらいは多分医師と結婚、残りは薬剤師さん、MRさんといった医療関係、医療関係以外はごくごくわずか(新聞記者さんと、という方も)。

それに比べると、男性ドクターの方がまだバリエーションがあります。
そこから、どうやって出会っているものかと思い返してみました。
あ、あくまでも20代から30代前半くらいのドクターの話ですし、あくまで経験談になるので、正しい統計もとってませんので、エビデンスはありません。あしからず。

2014年2月4日火曜日

茶色のおりものの話・続

一つ前のエントリーで茶色のおりものが出ているという話を書きましたが、その続き。

今日産婦人科で妊婦健診があるので、念のため先生に伺うことにしました。
尿検査と、血圧、体重計測後、エコーのある部屋に通され、腹囲と子宮底長を測るといういつものパターン後、先生登場。

「お変わりはなかったですか?」
「えー、それが、ほんの少しなんですけど茶色いおりものが出てまして」
「ふむ、お腹が張った後とかに出る事が多いんですが、そんな感じはありました?」
「いえ……うーん、そんな時もありましたが、関係なく出る時もあります。腹痛とかはないです」
「破水感はあります?」
「ないですねえ」
「わかりました、あとで産道を見させてください」

ですよねー。経腹エコーだけで済むと楽なんですが、やっぱり内診必要ですよねー。

とまあ、そんな感じで、とりあえずいつも通り赤ちゃんのチェック。
ただいま、31週です。
BPD 8.64cm
APTD 7.84cm
TTD 7.72cm
FL 5.95cm
胎児の推定体重 1922g(!)

前回は少し小さめの1200gだという計測だっただけに、1900g超えは驚きです。2週間で700g増えたと? もう2kgじゃないですか。体が重いはずだ。

茶色いおりものが出ている話

実はここ一週間ほど、うっすらと茶色のおりものが出ています。現在妊娠8ヶ月。
いつも出ている、という感じではなくて、時々色がついている、程度ではあるのですが……うーん、微妙。

妊娠中期から後期にかけての出血では、やはり怖いものとしては切迫早産、上位胎盤早期剥離、前置胎盤からの警告出血などなどがあげられ、中期後期に限らず多い膣炎や子宮頸管炎、子宮頸管ポリープ、絨毛膜下血腫なども考えられます。
大量の出血であれば、母子の救命が第一になりますし、特にお腹の痛みやはりが続くようであれば、一度診察してもらう方がよいかと思います。
後期にもなれば、実は「おしるし」で分娩スタートの兆候でした、ということもあり得なくはありませんしね。
私の場合は、極少量で茶色、おりものの匂いや見た目(性状)、量は変化なし、腹痛もなし、お腹のはりも特に変化なし、バイタル問題なし、胎動も著変なし、なので、恐らく細菌性の膣炎か、子宮頸管ポリープからの出血かなあ、と思っているのですが……

2014年2月2日日曜日

排卵検査薬が市販されるようになる 妊活中の方に朗報

1月31日のニュースになります。(すいません、著作権がわからなかったので、ニュースは引用していません。よかったら検索のほど、よろしくお願いします)。
排卵日を予測する「排卵検査薬」という試薬は、2009年の薬事法改正により、現在一般的に手に入れようと思うと、病院で処方してもらうか、もしくは調剤薬局で氏名住所などを登録しなくては買えませんでした。
しかし、それは結構手間であったり、そもそも個数がある程度ないと使えないという問題があるため、海外のサイトなどで個人輸入という手法を使って手に入れていた方がほとんどなのではないかな、と思います。
条件付きの要項などを盛り込んだ上で、2014年度中にも発売可能になる、というニュースでした。

排卵検査薬は、ある程度、排卵日を予測できるため、妊娠希望のカップルにとっては便利な検査薬です。
しかし、実際にどのくらいの的中率かと言われると、一番確実なのはやはり産婦人科にかかり、エコーなどで確認してもらうことと比較すると、残念な結果となってしまいます(エコーでも、予測が難しい人も多いようですが)。
今回、どういった経緯で規制緩和に踏み切ることになりそうなのか定かではないのですが、昨今の少子化対策、不妊治療が一般的になったことで医療費が増大していること、などなどから、「産婦人科にかかって、医療費を使って排卵チェックするよりも、排卵検査薬で完全に自費で妊娠してもらった方が安くつく」という、政府の大人の事情だったのではないかな、と邪推しています。

2014年2月1日土曜日

妊娠中の温泉は問題ない? 環境省が基準見直し(追記あり)

2014年1月24日に、以前から気になっていた問題についてのニュースがありました。
「妊娠中の温泉」についての話です。

(引用しようかと思いましたが、著作権が心配で引用してません。よかったら検索してみてください)。


1982年に温泉法で「禁忌症」の中に「妊娠中(特に初期と末期)」が入れられることになったそうなのですが、なぜこれが入ることになったのか、当時の記録も残っておらず、医学的根拠もない、というのが今回の議題にのぼったようです。


今回の案の中では、禁忌症のみならず「妊娠中」の文字は一つも入っていませんでした。


実際には、パブリックコメントなどを経て、夏頃に正式に基準変更がなされるようです。

「妊娠中に温泉に入ってもいいの?」
の質問に、やっとまともな答えが出せるときがきたようです。
これまで、温泉地に掲げられた掲示に「妊娠中」と書かれているがために、入れなかった妊婦さんもいるのではないかと思います。
今後どうなるかはパブリックコメント次第とは思いますが、以前より敷居が低くなることは間違いないでしょう。

で、実際に妊婦さんが温泉を避けるべきという医学的根拠はないの?

と言われると、恐らく二つほどは思いつくことがあります。
一つは、妊娠末期の場合、足下が見えにくいので、温泉のつるつる滑る床は危険だろうということ(これは医学とは関係ない気もしますが……)。
もう一つは、公衆浴場などではどんな人がどんな入浴をしているかわからないので、感染症をもらう可能性がないわけではない、ということ。
ただ、これらについては妊娠中だから特に避けろという話ではなく、普段から可能性があり、妊娠してない人でも気をつけましょう、という話となります。