医学的根拠についてはあれこれ調べてはいるんですが、正直妊娠と冷え性についてあまりいいデータは見つかりませんでした。
ある程度以上は私自身の「憶測」であることを先に述べておきます。
冷え性というのは、西洋医学では基本的に病気とは見なされず、積極的な治療も行われることがほぼない(と思う)症状です。
病的なレイノー現象や、甲状腺機能低下症などによる冷え性であれば、原因疾患の検索と治療を行うことはもちろんあります。
しかし、特に異常のない、所謂ただの「冷え性」であれば、問題視されることはないでしょう。病気ではないので、病院で治療の対象にはならないんですね……
ただ、これは西洋医学の話になります。
東洋医学では「冷え性」は治療の対象になります。ですので、どうしようもなくお困りであれば、一度漢方を専門にされている先生を尋ねてみるのも一つの手です。
私自身、漢方にはあまり詳らかではないので(否定する意図はありません)、今回は一般的な西洋医学の観点に、ちょろっといいとこ取りで「しょうが」の話をエッセンスにお話しようと思います。
冷え性の原因は?
原因はいろいろあると思いますが、ざっくり言うなら「末梢の循環不全」。手足や下半身表層の血流が少なくなっている、というのが大部分ではないでしょうか。
冬場は、身体の中の重要な臓器を温かく一定に保ために、必要の少ない部分の血流を減らすことで、血液の温度を下げないように自律神経が調節しています。
暑い場合は逆に、末梢の循環を増やすことで熱を放散します。