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2014年7月16日水曜日

産後の肛門痛と便秘からようやく解放されました

妊娠中に陰部静脈瘤になり、産後は産後で痔になり……と、どうにもお下の悩みから解放されない日々が続いていましたが、ようやく元の身体に戻りました。

妊娠中の陰部静脈瘤の話は前に書きましたが、ずっと腫れぼったい感じと微妙な痛みがありました。
産後は会陰切開の傷の痛みや違和感で、あるんだかないんだかさっぱりわからない状態でしたが、傷が治った頃には、前のような陰部静脈瘤の不快感はすっきりとなくなっていました。
やっぱり、赤ちゃんに血管が押されていたり、ホルモン変化のせいだったり、血液量が増加したりしていたせいなんだなあ……と実感。
ただし、次回妊娠の時にはまた起こるだろうことが予想されるので、それについてはちょっとブルーです。
次回ひどいことになったら、産後の余裕ある時期に、消化管外科に検査と相談に行こうと思います(3人目、とかいう話になれば、ですが)。

2014年7月8日火曜日

妊娠中(中期・5か月以降)の抗がん剤治療は子どもに影響しないニュースの話

妊婦に抗がん剤、子どもに影響なし 乳がん患者を調査(朝日新聞デジタル) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140708-00000012-asahi-soci

妊娠・授乳期の乳がんの記事を書いた直後にこんなニュースを発見。
私の認識不足で、以前の記事で「妊娠中に乳がんができた場合、抗がん剤治療は出産後」と書いたのですが、国内で実際に治療し、出産に至ったケースが多くはないですがあるようです。
妊娠初期においては、器官形成期であるため、薬剤が投与時には催奇形性が問題となります。薬剤の影響で、様々な器官の元となる部分に異常が生じ、奇形を起こす、という意味です。
これに対して、器官形成期を終えた中期〜後期にかけては、催奇形性は問題にならず、胎児自体に害を及ぼす「胎児毒性」が問題視されます。

妊娠中こそ乳がん検診へ行こう!〜妊娠中・授乳中に発見された乳がんの予後〜

(この記事は過去のデータを元にして作成しており、現在の医療事情と異なっている可能性があります。了承の上、ご覧ください)

以前、私が妊娠中に乳がん検診を受けて、見事にひっかかった話を書きました。
妊娠中に乳がん検診は是非受けましょう! と強くオススメしているわけですが、これには理由があります。

厚生労働省が1975年~2000年に手術を受けたの日本での乳がん患者さんのデータ解析をした結果があります(詳細はhttp://www.jakunen.com/html/tokucho/yogo.html)。
総数146,690症例のうち、妊娠中・授乳中の患者さんは1,781例、約1%います。
この症例を解析し、妊娠・授乳期の患者さんとそれ以外の患者さんを比較すると、妊娠・授乳期の患者さんの生命予後は明らかにその他の患者さんより悪いことが判明しました。
厚生労働省の該当ページの図17を参照してください。(勝手に引用するのはどうかと思いまして……)

2014年7月7日月曜日

妊娠4か月の妊婦さんが電車に接触して死亡……

<電車事故>妊婦が電車に接触し死亡、滋賀(毎日新聞) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140706-00000034-mai-soci

いたましい事件が起こりました。
妊娠4か月ということで、つわりの真っ最中の頃ではないでしょうか。
この安定期に入る前の時期というのは、つわりのせいで夜も寝られず、職場にも妊娠していることを告げられず、かなりの無理をして日々を過ごしている妊婦さんが多いように思います。
赤ちゃんのためだ、頑張ろう、と奮起して、自分が思っている以上の無理をしていることもあります。

自分が妊娠中、特に安定期に入る前、かなりのめまいといいますか、目の前が真っ暗になりかける脳貧血……正しくは、起立性低血圧の症状がかなり強く出ました。
立っていなくて、座っていても頭からさーっと血の気がひき、身体を起こしていられないくらいの気分不良におそわれました。
こういった症状が起きた時、必ず患者さんにお願いするのは「決して大丈夫と思わず、とにかくしゃがみこんでください」ということです。
ドラマなどで、めまいを起こしてふらっと可憐にたおれる女性などがいますが、現実はああはいきません。
足下から崩れ落ちるような器用な真似はできず、立った状態なら、そのまま意識を失いますので、まっすぐな姿勢のまま弧を描くように倒れ、頭を強くぶつけることになります。受け身をまったく取れないので、頭への衝撃は多大なものとなります。
例え意識があったとしても、倒れかかる身体を支えるように踏みとどまる事は困難です。
今回の事件がそれであったかどうかはわかりませんが、それでも矛盾はしないと思います。

妊娠中の方、とにかく無理をせず、気分が悪くなったらすぐにしゃがんだり、それでも治らなければ地面に寝そべるようにしてください。汚い、恥ずかしいと思うかもしれませんが、ぶっ倒れるより断然よいです。自分一人の身体ではありません。
駅のホームや横断歩道で待っている時など、ただ立っているだけの時の方が症状が出やすいです。
悲しい事故が一つでも減りますように。

2014年7月4日金曜日

妊娠中・育児中の方、イオンネットスーパーは本当に便利でした!

医学と関係ない話です。

妊娠中も出産後も、とにかく困ったのが買い物。
amazonとか楽天とかは思う存分活用してたのですが、毎日の食事の買い物だけはそうもいかず、大きなお腹を抱えてえっちらおっちら出かけてました。
ただ、そうなると嵩張る物や重い物をあれこれ買わないと行けないとき、一度では買いきれないので何回かにわけて出かける事に……
まだ妊娠中の方が自由がきく(自分さえ頑張ればなんとかなる)のですが、首の座らない子どもを抱えて買い物するのは無理(私には無理)で……休日旦那に預けて超特急でスーパーを走り回ってます。
しかし、今週末は旦那が東京で内科認定医の試験を受けに行かないといけないことが判明。まずい、米が尽きそうなのに……しかも受験勉強中の旦那に預けて、夜な夜な買い物に行くのも申し訳ない……

で、初めてネットスーパーを使うことにしました。
田舎だから、対応する店舗がないんじゃないのかと思ってたんですが、ありましたよ!
イオン万歳!

2014年7月2日水曜日

おしるし、前駆陣痛、破水から、どのくらいで出産に至ったか

以前、おしるしと前駆陣痛、破水の話を書きましたが、実際どのくらいで出産に至ったか、結果が出たので書いておきます。
もちろん、かなり個人差があると思いますので、参考程度にどうぞ。


出産回数が多い女性は歯を失うリスクが上昇する

少し前のニュース(2014年4月16日)です。
http://epi.ncc.go.jp/jphc/732/3398.html
国立がん研究センターの多目的コホート研究で、出産回数と歯を失うリスクの解析をしたところ、女性では、出産回数が多いグループほど、永久歯の残っている数が少ない、という結果が出たようです。
男性も同様に検討したけれど、子どもの数と永久歯の数の関連性は認められませんでした。
つまり、妊娠出産(と、女性が担う可能性の高い子育て?)が、歯の健康と密接に関係していることを示唆します。

妊娠中の女性はつわりのために嘔吐し、歯が胃酸に晒される時間が長いために歯が齲蝕しする可能性があります。また、嗜好の変化で、酸っぱい物を多く口にすることも、歯をいためる原因になります。更に、吐き気のために歯磨きが励行できないことなども原因として考えられると思います。