(本文は下に続きます。)
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どうしても観たい映画こそ頑張って観に行きましたが、その後ずるずると風邪を引きずってダウンしています。
元々風邪を引きやすい体質なので、随分頑張って冬を越えたのですが……臨月になってひいてしまうとは運の悪いことで……(旦那にうつされたので、風邪を家に持ち込んだ旦那が悪いということにしておきましょうか)。
妊娠すると免疫が落ちているのは承知していましたが、軽い風邪のはずがここまで引きずるとは思ってもみませんでした。
妊娠と免疫の話は、後半に致しましょう。
臨月になって毎週の妊婦健診。
今回も体重、血圧、尿の検査を済ませたら、早速NSTです。
風邪で赤ちゃんがへばってないといいのですが……
と思ったのですが、完全に杞憂でした。もう見るからに、20〜30分も計測する必要ないんじゃないかというくらい元気そうな波形。
というか、測っている最中に動き回ること動き回る事。
そのせいで、お腹のはり(子宮収縮)を見るトランスデューサとベルトが緩んでしまったようで、途中からほとんど計測できてませんでした。
そもそも胎児心拍のドプラも拾いにくくなったりして(動いて心臓の位置が変わったようで)、それもなんだかとびとびに。
まあ、とにかく元気なようなのでよかったです。
そしていつも通りの経腹壁エコー。
データは下記の通り。
APTD 9.61cm
TTD 8.30cm
FL 6.69cm
BPD 9.08cm
EFW(推定体重)2626g
頭が小さくなって、脚も短くなって、体が少し大きくなりました。
実際に縮むわけはないので、まあ計測誤差でしょう。正常範囲内にはありそうです。
「おかわりないですか?」
「あー、風邪を、ひいてます。鼻水と喉の痛みと体のだるさと……オンパレードです」
「なにかご自分で治療されました?(先生は、私がドクターと知っています)」
「ああ、葛根湯とPL(顆粒)を飲みました……問題ないですかね?」
「はい、全く。頑張って出産までに治してくださいね」
「ですよね。このままだと鼻すすりながら分娩に」
「ええ、呼吸法がかなり苦しくなります。鼻で吸えないと苦しいですよー」
そうか。
分娩中に、鼻水かんだり咳き込んだりするときついだろうとは思ってましたが、考えたら呼吸法は口で吐いて鼻で吸う訳で……
このままでは口呼吸で分娩することに。
気合い入れて治さないといけないですな。
妊娠と免疫の話を少々させてもらいましょう。
妊娠中は、そもそも「胎児」という自分ではないものを体内にとどめておく必要があります。ですので、体の免疫機能の一部が低下していないと維持ができません。
この免疫が低下する機構のおかげで妊娠は維持できますが、一方で風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、重症化しやすい傾向にあると言われています。
ですので、妊婦さんはできれば「風邪やインフルエンザに感染しないように防御する」という予防が非常に大切です。妊婦さんへのワクチンやマスク、うがい、手洗いが重視されるのはこのためです。妊娠中のインフルエンザワクチンの話はこちらへ。
ひいてしまったら、後は「休養」、そして「栄養」、水分をしっかりとり、休養や栄養がとれないくらい弱るようであれば「薬」も必要です。
薬はできれば飲みたくはないですが、長引く害悪の方が問題です。ひどくなれば、胎内の赤ちゃんもへばってしまうかもしれません。とにかく、悪化させずに短期間に治してしまいましょう。
特にインフルエンザは早めに薬物投与した方がよいという判断もあります。
抗インフルエンザ薬は初期に投与しないと意味がないので(インフルエンザウイルスが増殖しすぎる前に、増殖を抑える必要があるため)、疑わしい時にはすぐに医療機関にご相談くださいね。
「産まれそうな感じはないですか?」
「産まれそう……な感じは……ええ、まだないですね」
「頭はかなり下がってきてます。赤ちゃんは順調なようなので、とにかく今はしっかり風邪を治してくださいね」
……産まれそうな感じっていうのは、陣痛よりも前にあるもんなんだろうか?
と、ちょっとツッコミをいれそうになりました。
前駆陣痛のことかなあ……でもまだ産まれそうな気はしないなあ……
確かに胎動の位置が少し下に下がっていたり、トイレが近かったりはしますが、胎動の減少もないし、おしるしも破水もないですし。
胎動と鼻づまりで、夜の睡眠がよくとれてなかったので(休養不足ですね)、ちょっと薬をしばらく飲んで治してしまいましょう。
おとなしくしているからか、あまりお腹のはりは強くないですが……なんとか風邪が治るまで、陣痛がきませんように……!
元々風邪を引きやすい体質なので、随分頑張って冬を越えたのですが……臨月になってひいてしまうとは運の悪いことで……(旦那にうつされたので、風邪を家に持ち込んだ旦那が悪いということにしておきましょうか)。
妊娠すると免疫が落ちているのは承知していましたが、軽い風邪のはずがここまで引きずるとは思ってもみませんでした。
妊娠と免疫の話は、後半に致しましょう。
臨月になって毎週の妊婦健診。
今回も体重、血圧、尿の検査を済ませたら、早速NSTです。
風邪で赤ちゃんがへばってないといいのですが……
と思ったのですが、完全に杞憂でした。もう見るからに、20〜30分も計測する必要ないんじゃないかというくらい元気そうな波形。
というか、測っている最中に動き回ること動き回る事。
そのせいで、お腹のはり(子宮収縮)を見るトランスデューサとベルトが緩んでしまったようで、途中からほとんど計測できてませんでした。
そもそも胎児心拍のドプラも拾いにくくなったりして(動いて心臓の位置が変わったようで)、それもなんだかとびとびに。
まあ、とにかく元気なようなのでよかったです。
そしていつも通りの経腹壁エコー。
データは下記の通り。
APTD 9.61cm
TTD 8.30cm
FL 6.69cm
BPD 9.08cm
EFW(推定体重)2626g
頭が小さくなって、脚も短くなって、体が少し大きくなりました。
実際に縮むわけはないので、まあ計測誤差でしょう。正常範囲内にはありそうです。
「おかわりないですか?」
「あー、風邪を、ひいてます。鼻水と喉の痛みと体のだるさと……オンパレードです」
「なにかご自分で治療されました?(先生は、私がドクターと知っています)」
「ああ、葛根湯とPL(顆粒)を飲みました……問題ないですかね?」
「はい、全く。頑張って出産までに治してくださいね」
「ですよね。このままだと鼻すすりながら分娩に」
「ええ、呼吸法がかなり苦しくなります。鼻で吸えないと苦しいですよー」
そうか。
分娩中に、鼻水かんだり咳き込んだりするときついだろうとは思ってましたが、考えたら呼吸法は口で吐いて鼻で吸う訳で……
このままでは口呼吸で分娩することに。
気合い入れて治さないといけないですな。
妊娠と免疫、風邪やインフルエンザとの関係の話
妊娠と免疫の話を少々させてもらいましょう。
妊娠中は、そもそも「胎児」という自分ではないものを体内にとどめておく必要があります。ですので、体の免疫機能の一部が低下していないと維持ができません。
この免疫が低下する機構のおかげで妊娠は維持できますが、一方で風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、重症化しやすい傾向にあると言われています。
ですので、妊婦さんはできれば「風邪やインフルエンザに感染しないように防御する」という予防が非常に大切です。妊婦さんへのワクチンやマスク、うがい、手洗いが重視されるのはこのためです。妊娠中のインフルエンザワクチンの話はこちらへ。
ひいてしまったら、後は「休養」、そして「栄養」、水分をしっかりとり、休養や栄養がとれないくらい弱るようであれば「薬」も必要です。
薬はできれば飲みたくはないですが、長引く害悪の方が問題です。ひどくなれば、胎内の赤ちゃんもへばってしまうかもしれません。とにかく、悪化させずに短期間に治してしまいましょう。
特にインフルエンザは早めに薬物投与した方がよいという判断もあります。
抗インフルエンザ薬は初期に投与しないと意味がないので(インフルエンザウイルスが増殖しすぎる前に、増殖を抑える必要があるため)、疑わしい時にはすぐに医療機関にご相談くださいね。
「産まれそうな感じはないですか?」
「産まれそう……な感じは……ええ、まだないですね」
「頭はかなり下がってきてます。赤ちゃんは順調なようなので、とにかく今はしっかり風邪を治してくださいね」
……産まれそうな感じっていうのは、陣痛よりも前にあるもんなんだろうか?
と、ちょっとツッコミをいれそうになりました。
前駆陣痛のことかなあ……でもまだ産まれそうな気はしないなあ……
確かに胎動の位置が少し下に下がっていたり、トイレが近かったりはしますが、胎動の減少もないし、おしるしも破水もないですし。
胎動と鼻づまりで、夜の睡眠がよくとれてなかったので(休養不足ですね)、ちょっと薬をしばらく飲んで治してしまいましょう。
おとなしくしているからか、あまりお腹のはりは強くないですが……なんとか風邪が治るまで、陣痛がきませんように……!