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2014年3月10日月曜日

ウテメリンの副作用が軽くなってきた

(本文は下に続きます。)

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以前にもちらりと書きましたが、ウテメリン(塩酸リトドリン、リトドリン塩酸塩)の副作用が軽くなってきました。
ちなみにウテメリンの副作用についての詳しい話はこちらをどうぞ。

一番きつかったのは、定期で飲みはじめた最初の数日でしょうか。
耳元でどくどくいうような動悸と、肩から先の手の震え、というのが私の主な症状でした。
大体飲み始めて30分〜1時間くらいで出始めて、1時間くらい症状が続いて治まる、というパターン。
それだけかよ、と思うかもしれませんが、これが結構きついんですね。
特に、動かないでいる時は大丈夫なんですが(というか、ウテメリンを飲む時はできるだけ休みましょう、はり止めですから)、歩き回っているとめまいが……そうか、脈は速くなってるけど、血圧が上がってるわけではないので、恐らく一回の拍出量が減って、血圧が一時的に下がってるんだろうな? という予想。
ま、要するに起立性低血圧というか、一過性の脳虚血みたいになってるんでしょう。

で、これはどうにもきついので軽くする方法はないかと考えました。
とはいえ、前述のウテメリンの副作用についての記事でも書いたように、これは薬自体の作用なわけです。普通に考えて、軽くできるもんではないのです。
というわけで、ちょっと製薬会社のサイトを拝見。

できるだけ難しい話は割愛します(Tmaxが云々とかいう話を始めるときりがないので)。
薬を内服しますと、薬の血中濃度が急激に上昇します。その血中濃度が一定以上になると、作用が起こり、副作用も起こる、と。
そして、体の中で代謝・分解され、徐々に血中濃度が下がり、作用もしなくなるし、副作用もなくなる。
(あ、アレルギー反応とかはまた別の話です。今回のウテメリンについてだけだと思ってください)
ウテメリンは飲んで1時間ほどで一番血中濃度が高くなるので、その辺りで副作用が強く出ているわけですね。

で、この血中濃度の上がり方を緩やかにして、なだらかに下がるようにすれば、副作用は軽くなるはずなのです(副作用がなくなったら、作用もなくなる、というわけではないです。自覚症状と、自覚していない部分での作用は別、ということです)。
じゃあどうするか。

単純な話、とにかく「食後」にした方がいい、ということです。

(今回は内服のウテメリンのお話。点滴の場合はまた話が別になります)
空腹時だと、吸収が早いので、あっという間に血中濃度が上がります。
ところが、胃に食物があると消化吸収に時間がかかるので、緩やかに血中濃度があがります。
私の場合「6時間おきに飲む」という処方で、食事とは関係なく飲んでいたのですね。なので、空腹時に飲む事が多々あったわけです。
なので、とにかくパン一枚でも食べて飲むようにしました。
すると、まず副作用が出るのが1〜2時間後と遅くなり、その持続時間も短くなりました。かなり楽になった印象ですね。
ネットサーフィンをしていたら「食直後に飲むと副作用がきつい! 30分はあけて!」という方もいたので、個人差もあると思います(最も、食事による特異動的作用による頻脈と、ウテメリンの副作用が被さって、強く副作用が出ているように感じたのじゃないかと推察します)。

で、まあなにか食べることも気をつけつつ飲み続けていたら、徐々に体が慣れてきたようで、もちろん動悸も手の震えも結構するんですが、あまり「きつく感じなく」なってきました。
でも、動き回ると相変わらずきついです。ゆっくり休める態勢を整えて飲む事も大切なようです。

結論:ウテメリンは、食事のすぐ後に飲み、飲んだら横になって休むと、副作用がマシになる。
あと、そのうちだんだん慣れる。


という感じでいかがでしょうか。
つわりの苦しい時期の方は、食後というのは難しいかもしれません。無理せず、ビスケット一つ、牛乳一杯飲んで、くらいでも違うと思います(私も寝る前に飲むときは、蒟蒻ゼリーを食べてから飲んでます)。

もしウテメリンの副作用で苦しんでいる方がいたら、一度お試しください。