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2014年4月23日水曜日

出産後の体重減少はどのくらい? お腹が戻らない話

(本文は下に続きます。)

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まずは出産後の私の体重減少とお腹を大公開

(産後、保護用の緑シーツの上からお腹をみて)
旦那「すごい、お腹がぺっちゃんこになったね」
私「そりゃ、あんな赤ちゃん一人出ていったんだから、お腹すっきりになるよ」

というのが産後すぐの旦那との会話でした。
お産直後って自分のお腹なんてのんびり見ないもんですね。
実際に自分の腹を目の当たりにしたのは、個室の病室に移動して、着替えをする時でした。

そりゃあもうびっくりしました。

ぽっこりお腹、なんてかわいいもんじゃなく、でっぷりお腹
妊娠7ヶ月くらいの腹の大きさで、もう一人くらい産めるんじゃないかと思うくらい、全然お腹は縮んでいませんでした……
さ、お目汚ししつれいしますよ……


じゃん。
実際に体重も測ってみたのですが、出産直前からマイナス4〜5kg程度。
非妊娠時から最終的にプラス12kgほど太っていましたので、妊娠前から比較して、まだまだ7〜8kgは肥えている計算です。
体重が戻らないことは承知していましたが、よもやこんな腹になるとは……



出産後の体重減少:どのくらいが一般的なのか


出産することで、胎児、胎盤、羊水、それに出血を含めて体外に出て行くため、分娩直後にはおおよそ5kgほど一気に体重は減少します。
その後、尿量が増えて妊娠時に増加した循環血漿量が元に戻るので、それにより1.5〜2kg以上の体重が比較的早期に減少します。
残りの多くを占めているのが「皮下脂肪」です。
こんなに脂肪を蓄えていたのね……というのが実感できるのが、私が驚愕した下っ腹になります。
産後2週間ほどで確かに、計算通り大体7kgは体重は減少しましたが、そこからなかなか減りません……

出産後の食事量と体重減少

お産後、産褥期の女性は、分娩時の体力消耗の回復及び、(母乳育児を行う場合)乳汁産生のために、普段よりも多めのエネルギーを要します。
そのため、これまでは普段の食事量に加えてバランスよく600kcalの付加量が必要(1999年、厚生省)とされてきました。
しかし、厚労省の日本人食事摂取基準(2015年度版)策製検討会報告書(平成26年3月)によりますと、授乳婦は350kcalの付加が必要、と変更されています。

これは、先ほどから書いている腹の肉、これを産後エネルギーとして利用する事を考えて、実際に授乳に必要な分(約500kcal)から差し引いた計算となっています(ですので、妊娠での体重増加が少なく、産後すぐに非妊娠時の体重に戻った人は、500kcal近い付加量が必要になると言えると思います)。
要するに、

「本当は授乳のために500kcal追加で食べることが必要なんだけど、350kcalにしておけば、お腹の肉から150kcal分消費されるから丁度いいでしょ」

ということです。
このあたりの考察はなかなか面白いので、興味がある方は読んでみるとよいかもしれません。
日本人食事摂取基準(2015年度版)策製検討会報告書
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042626.pdf


この報告書によると、一ヶ月に0.8kgの体重減少を見越しての計算をしているようです。

ですので、私の場合、普段の食事プラス350kcalの食事をしていれば、半年ほどで元の体重に戻る計算になります。尤も、母乳が十分に与えられているという条件がつきますが……

私のその後の体重減少は……

お腹は、産後3週経った今、産直後よりは引っ込みましたがまだまだ大きいです。妊娠5ヶ月くらいかしら……
皮下脂肪の増加は、妊娠維持だけではなく、産後に栄養が十分に取れなくともここから母乳を作ることができるように、ということまで考えられたものなのでしょうか。
生物ってよくできているなあ。

とはいえ、1ヶ月健診で順調であれば、少し体を動かさないと下腹の戻りはよくないかもしれません。家の中でできるエクササイズを考えなくては……



追記:体重自体は半年どころか3か月もせずに元に戻り、そこから更に減って妊娠前より痩せた状態になりました。母乳をあげていることが一番大きいと思います。
食事量も+350kcal食べることは難しかったので、恐らく普段の食事量と対して変わらなかったことが原因と思います。忙しくて食事をゆっくりしていられないよ……。

一方で、やはりお腹の戻りがよくありません。体重から考えると産前より痩せているのに、お腹はどう考えても妊娠3か月程度のなんとなくぽってり感……
お腹については、運動をおすすめします。とほほ。