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さて、診察が終わって、問診室へ。
いつもの女の先生が、開口一番。
「尿にタンパクが出る人ですか?」
「いえ、出ません……え? 出てますか」
「そうなんです。2+ですね」
予想外の方向からの新たな刺客の到来です。
尿タンパク。
そりゃあもう少し週数が進めば妊娠高血圧症候群などに伴うもので、見られることがあるのはわかってますが、今の時点の尿タンパクとなると、これは元々の腎機能障害を疑う必要があるではないですか。
腎機能というのは、非常に大切です。
場合によっては、妊娠自体を諦める必要も出てくるかも……
「とりあえず今日、尿タンパクを定量に出します。それから考えましょう」
「はい……」
「他に、いくつか妊婦健診で定められたいろいろな血液検査をしますね」
「はい……」
さすがに元気がなくなる私。
そういや、以前から腎機能障害とまではいかないのですが、あまり検査値がよくないとは言われてきてましたよ……。ここにきて発症とか……。
しかし、悩んでも陽性が陰性になるわけでもないですね。
今回の結果がどうあれ、どちらにしろ再検することにはなるだろう……と思いまして、橋本病の方の受診日が数日後だったので、主治医の先生に相談することにしました。
この主治医の先生、ざっくり言うなら私の大先輩なのですが、内分泌だけでなく腎臓にも詳しいという心強い先生なのです(研修医の頃は、腎臓内科の先生だと思っていたくらい)。
「先生、実は前回の妊婦健診で尿タンパクが出たんです。なので、もう一度検査してもらってもいいですか?」
「おや、それは困ったね。いいよ、いくつか調べよう」
というわけで、あれこれ検査追加。血液と尿検査を行うことに。
後日、結果のお知らせ。
陰性でした。
定量でも検出限度以下。血液検査も問題なし。
あれー?
定量でも検出限度以下。血液検査も問題なし。
あれー?
さらに、産婦人科で出した定量検査の結果も電話でお知らせがありました。
「それがですね、前回の結果なんですが……尿タンパクは出てませんでした」
「???」
不思議なこともあるもんです。定性で2+であれば、定量ではそれなりに検出されると踏んでいたのですが……
「実は、甲状腺の方でかかった病院でも尿検査をしてもらったんですが、そちらでも陰性でした」
「なんと、そうですか。それなら恐らく問題ないでしょう。次回また検査がありますので、確認しましょうね」
という話になりました。
というわけで、今回の尿タンパクは……なんだったんでしょうか。おりものが多くてそれが混ざったのか、脱水で濃縮尿だったか……いや、それだと定量検査で検出はされるはずだし……
「検体の取り違えじゃない?」
と、これは旦那の話。実際、そうかな、と思います。一番理屈の合う説明です。
まあ、そうだとすると、それはそれで医療機関としていかがなもんかと思うわけですが……
まあ、そうだとすると、それはそれで医療機関としていかがなもんかと思うわけですが……
まあ、陰性ならいいです。次回検査を楽しみ(?)にしようと思います。