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2016年4月17日日曜日

熊本-大分地震の避難で車内泊(車中泊)の方々へ〜エコノミークラス症候群の予防に努めましょう!〜

熊本-大分地震の避難で車内泊(車中泊)の方々へ。
エコノミークラス症候群の予防のために、

  1. できるだけ水分摂取を行ってください(カフェインの少ないものを)
  2. 脚を動かしてください(1時間に1回は踵の上げ下ろし運動を30回ほどしましょう)



以下は解説になりますので、余裕のある方はお読みください。



今回余震が長く続いており、自家用車での避難を余儀なくされている方も多いと思います。
特に妊婦さんのいる家族では、周囲への気遣いのためや、いざという時に移動しやすい、安全にくつろげるなどの理由で自家用車を避難場所に利用している方も多いかもしれません。
しかし、妊婦さんは血栓傾向といい、血が固まりやすい状態にあります(それ自体は妊娠に夜身体の変化であり、正常なことです)。また、赤ちゃんに押されて下肢の血流が鬱滞しやすい状態にあります。
そのため、非妊婦さんと比較して、血栓症が起こりやすいため、エコノミークラス症候群に気をつける必要があります。

エコノミークラス症候群とは


2016年3月13日日曜日

妊娠中・授乳中の花粉症、ワセリンを試してみませんか?

花粉症のシーズンがやってきました。
妊娠中や授乳中でも使える薬はあるので症状が辛い方は是非相談して欲しいのですが、「でもやっぱり心配だから……」と、なんとか自力で花粉症のシーズンを乗り切ろうとしている方も多いのではないかと思います。

花粉対策としてマスク(インナーマスク)や眼鏡、といった方法はまず試してほしい事ですし、他にもいろいろな対策を練られているのではないでしょうか。
ここで一つ提案したいのは、「ワセリン」です。
ワセリンというのは石油を精製したものです。
……というと気味悪がる方もいらっしゃるかもしれませんが、軟膏の基材としてよく使われる物質で、毒性も非常に低く、唇や口の中にすら使える代物です。長く使われており、安全性はかなり高いと考えてもらって相違ありません。

このワセリンを、主に鼻の周りに塗ります。目の症状が辛い方は、目の周りもよいでしょう。

2016年3月9日水曜日

ぜひ妊娠前に自分と家族に風疹ワクチンを!

現在ジカ熱のことで騒がれていますが、それよりもまずは身近なところの感染症対策をしましょう! というわけで、一つ風疹の話題を書こうと思います。

2013年に大流行した風疹ですが、最近全くトピックスとしてあがってきません(2013年の妊娠前に書いた記事はこちら「妊娠と風疹 風疹は本当に流行しているのか?」。
幸い流行は過ぎましたが、感染者がいなくなったわけではありません。
NIID(国立感染症研究所)によると、すでに2016年の8週(2月)までに10人の風疹の報告があがってきています。
10人というと少なく感じるかもしれません(ちなみに2013年は一年間で14344人!!)。
しかしこの10人、本当に少ないで済ませてよいのでしょうか。

さて、風疹は1人の感染者がいた場合、免疫を持たない人何人に感染させることができるでしょうか。これは7〜9人と言われています(基本再生産数と言います)。
では毎年流行しているインフルエンザは何人に感染させると思いますか? これは2〜3人とされています。
この数字を見るだけでも、風疹がどれだけ恐ろしい感染力を持っているか、わかっていただけるかと思います。

2016年2月24日水曜日

妊娠中・出産後に旦那に言われてイライラしたこと

医学とは関係ない軽い話でも一つ。(軽い内容ですし、大層どうでもいい内容なので、興味ない方は読み流してください。)

妊娠中、出産の後に、旦那にかけられた言葉に、かちーんときたものがいくつかあります。
はっきり言って
「それって怒る内容じゃないでしょ?」
「むしろ思いやりがあるんじゃないの?」
と恐らく沢山の方が思うだろう内容なのですが、多分、女性の一部の方なら気持ちをわかってくれるはず……!
もし妊娠中の方で、「あ、これはいやかも……」という内容がありましたら、旦那さんにちらっと「こんなこと書いてる人がいるよー」なんて読んでもらうと、無駄な喧嘩やトラブルを避けることができるかもしれません(?)。



「つわりが楽でよかったね」


あのね、吐くだけがつわりじゃないんですよ!
吐かないけれど、一日中吐気と戦う気持ち、わかります?

2016年2月21日日曜日

流産後の次の妊娠までの期間はどのくらいがベストなのか

久しぶりの記事の更新です。

以前、「自然に流産した後の避妊期間」という記事を書きましたが、それの追加記事。
流産後の避妊期間に統一された見解はありませんが、今回は「それじゃあ、どのくらいの時期に妊娠すると、次の妊娠で流産とかのトラブルを起こしにくいの?」という話です。
すぐさま妊娠した方がいいのか、それとも何年も空けた方がいいのか。
少し古い(?)2010年の論文ですがご紹介。
BMJ(British Medical Journal、イギリスの医学誌です)の「Effect of interpregnancy interval on outcomes of pregnancy after miscarriage: retrospective analysis of hospital episode statistics in Scotland」という論文です。
1981年から2000年までの期間に、スコットランドで初回の妊娠で流産した30937人の女性を対象に、次の妊娠までの最適の期間を調査した、後ろ向きコホート研究です。