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2016年2月24日水曜日

妊娠中・出産後に旦那に言われてイライラしたこと

(本文は下に続きます。)

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医学とは関係ない軽い話でも一つ。(軽い内容ですし、大層どうでもいい内容なので、興味ない方は読み流してください。)

妊娠中、出産の後に、旦那にかけられた言葉に、かちーんときたものがいくつかあります。
はっきり言って
「それって怒る内容じゃないでしょ?」
「むしろ思いやりがあるんじゃないの?」
と恐らく沢山の方が思うだろう内容なのですが、多分、女性の一部の方なら気持ちをわかってくれるはず……!
もし妊娠中の方で、「あ、これはいやかも……」という内容がありましたら、旦那さんにちらっと「こんなこと書いてる人がいるよー」なんて読んでもらうと、無駄な喧嘩やトラブルを避けることができるかもしれません(?)。



「つわりが楽でよかったね」


あのね、吐くだけがつわりじゃないんですよ!
吐かないけれど、一日中吐気と戦う気持ち、わかります?

嘔吐下痢の嘔吐部分の今にも吐きそうな部分が、起きてる間中ずっとあるんですよ。
しかも、お腹がすくとひどくなるから、食べたくもないのになにか食べざるをえないこの苦痛!
わかるのか、わかってんのか!(私はほとんど吐かない食べづわりでした。詳細は「つわり体験談と薬も含めた対処法」の記事をどうぞ)

せめて、「つわり、吐くタイプで入院とかにならなくてよかったね」くらいにしてください。
本人が「いやー、つわりなくて楽だったわー」とでも言わない限り、多分これ、禁句です。
あの辛いの、本当にわかってくれてなかったんだなー……


「安産だったね」


優しい言葉のはずなんですが、これはかなりイラっときました。
確かに破水スタートで始まったことを除けば、ちょっと回旋異常があった以外は順調に進んだお産でしたし、時間もそんなにかかってはいません(詳細は「出産レポートその1〜破水から本格的な陣痛発来まで〜」などをどうぞ。
が、
あぁん? こっちは発狂しそうな痛みで死にそうだったんだよ!
と心の中で叫びました。あ、多分口にも出てたな。

いや、安産だったんですよ。わかってますよ。
でも、そのお産は当事者にとっては、ほんっとうに安産なんて言葉で片付けて欲しくない苦しみを伴ってることがあるんです! あるんですよ!
ですので、
「あんなに苦しそうだったのに、時間だけ見たら安産になるんだね」
とか、
「安産だって助産師さんに言われたけど、本当に大変だったね」
とか、あくまでも「安産でよかったんだけど、こんなに頑張ったんだね、お疲れ様」という気持ちをにおわせてくれたら、多分イラっときませんでした。
ほんのちょっとした言葉尻程度変えてもらえるだけでいいんですよ……!


「母乳足りてる?」


そのための粉ミルクです(碇ゲンドウ風に)」
母乳足りてるか心配なのは、多分間違いなく母乳出してる本人です。
足りなければ粉ミルク使うんだよ! いいんだよ! そのための文明の利器だよ!
無駄にストレスかけるだけなので、気になってもあまりとやかく言わないであげてください。
そもそも粉ミルクあるとわかってても、出ないだけでとストレスなんですよ、これが……。

ちなみに私も旦那もほとんど粉ミルクで育った人間です。
大丈夫、二人ともおおむね元気に育って医者になったよ。ありがとうお母さん。
一方で「僕もミルクをあげたいから、混合の方が嬉しいなあ」と言ってくれた旦那の言葉は大いに評価します(尤も、哺乳瓶拒否にあって、2か月ほどで完全母乳になってしまったのですが……。このあたりの話は「母乳の量を増やす方法を医学的根拠に基づいて実践してみた」などにちょろちょろ書いてます)。


「(オムツ替えなど)なれてないから……」


なれてないのはこっちも同じです。
第一子の育児は、もちろん旦那さんはなれてないでしょうが、それは奥さんも同じなんですよ。
なれてないけど、わからないけど、しないわけにはいかないから、泣きそうになりながら毎日「これでいいのかな」「これでいいのかな?」「本当にこれでいいのかな?」と思いながら育児をしているんです。
なれてみえても、その「これでいいのかな」が何回も続いたからなんですよ。

お父さん、なれてなくていいんです、一緒のスタートラインに立ったところで、どうか尻込みしないでください。
うんちのついたオムツくらい、どうでもいいと思えるようにすぐになります(そもそも赤ちゃんのうんちは、離乳食が始まるまでくさくないですよ)。
その最初の一歩を一緒に踏み出せるかどうかで、その後の育児の楽しさがぐんと変わると思いますよ。


とまあ、細々と言い出すともっと沢山あるんですが、ざっくりとこんなもんですかね。
ちなみに誤解がないように書かせてもらいますと、うちの旦那、非常に優しいし、気遣う人間なんです。本当です。でもイラっときたのよ、ごめんね!
ちなみに、イライラした時、私は反論してます。
イラっときた直後だと、感情的に喧嘩になるので、「なんでイラっときたのかな」「どう言えばわかってもらえるかな」「どうしてほしいのかな」と自分の中で咀嚼して、言葉にできるようにしてから伝えています。
そんなことを繰り返しているうちに、旦那は本当にいい「イクメン」になってくれました。今日なんてお風呂に入れて、寝かしつけをかってでてくれました。
久々の自由な時間で、確定申告の書類も作れました。ありがとね、パパ。

夫婦と言えども他人です。相手の言葉にイラつく事もあります。
そして、どんなことでも、「言わなくてもわかる」なんてことはありません。エスパーじゃないんですから。
よりよい関係を築くために、イライラした時にはきちんと話し合うことをお勧めしますよ。(あ、なんかいい風にまとめようとしてるな、私。)