妊娠検査薬が陽性になったら産婦人科を受診しよう！
妊活をはじめて、ついに妊娠検査薬が陽性に……！という方で、恐らく最初に悩むのは、
「じゃあ一体産婦人科にはいつかかるのがいいの？」
ということではないでしょうか。
「早く行っても、妊娠かどうかわからないかもしれない……」
「でも早く確認したい……」
「それまでに万が一化学的流産を起こしたらどうしよう……」
などなど、心配はつきないのではないでしょうか。
妊娠を疑った時の産婦人科を受診するタイミングについて、これという一つの正しい答えはありません。
しかし、いくつか医者視点でのアドバイスはできると思います。
基本的には、「早くかかってもらうにこしたことはない」です。
なぜかというと、妊娠検査薬では、正常な妊娠なのか、異常な妊娠なのか、（場合によっては）病気なのか、の区別がつかないからです。
ですから、妊娠を疑ったら、まずは妊娠検査薬を購入し、検査をしてみる。
そして、陽性になったな、と思ったらすぐに産婦人科を受診しても文句を言う先生はいない……と、思います。
しかし、あまり時期が早いと「もう一度来てください」となる可能性があり、そうなると当然受診料がかさみます（あ、お金の心配がない方は、ここから先のうんちくは必要ないので読み飛ばしてもらった方がいいかもしれません）。
できるだけコストパフォーマンスを考えての受診時期を考えてみましょう。
例えば、生理予定日の一週間前、妊娠週数で言うと３週あたりで妊娠検査薬で検査をし、うっすらとラインがみえた、陽性だ！ というパターン。
市販の妊娠検査薬はかなり鋭敏にできているので、早い時期から陽性になるものもあります。
この段階で産婦人科を受診しても、「まだ赤ちゃんは見えませんのでもう一度来てください」と言われることになります。
妊娠３週というと、やっと着床をした頃（着床することで検査薬が徐々に陽性になりはじめます）。
かかった産婦人科の基準値によっては、「まだ陰性ですね」と言われてもおかしくない時期です（妊娠検査薬についてのこぼれ話は、昔のエントリーに書いたかな……？ また改めて投稿するかもしれません）。
つまり、まだちょっと早い。
そして妊娠６週（月経予定日の２週間後）あたりから、胎児心拍が確認でき（追記：早い人は５週目から見えることもあります）、このあたりでやっと「おめでたですね」と声をかけてもらえる頃になるかと思います。
この辺りが産婦人科を受診する初診のタイミングとして適切な頃かな？ と思います。
そして、陽性になったな、と思ったらすぐに産婦人科を受診しても文句を言う先生はいない……と、思います。
しかし、あまり時期が早いと「もう一度来てください」となる可能性があり、そうなると当然受診料がかさみます（あ、お金の心配がない方は、ここから先のうんちくは必要ないので読み飛ばしてもらった方がいいかもしれません）。
できるだけコストパフォーマンスを考えての受診時期を考えてみましょう。
妊娠３週（月経予定日より前）のタイミングでは？
時々いらっしゃるのは、いわゆるフライングで妊娠検査薬で検査をして陽性になった方。例えば、生理予定日の一週間前、妊娠週数で言うと３週あたりで妊娠検査薬で検査をし、うっすらとラインがみえた、陽性だ！ というパターン。
市販の妊娠検査薬はかなり鋭敏にできているので、早い時期から陽性になるものもあります。
この段階で産婦人科を受診しても、「まだ赤ちゃんは見えませんのでもう一度来てください」と言われることになります。
妊娠３週というと、やっと着床をした頃（着床することで検査薬が徐々に陽性になりはじめます）。
かかった産婦人科の基準値によっては、「まだ陰性ですね」と言われてもおかしくない時期です（妊娠検査薬についてのこぼれ話は、昔のエントリーに書いたかな……？ また改めて投稿するかもしれません）。
つまり、まだちょっと早い。
妊娠４週（月経の予定日）のタイミングでは？
では妊娠４週（月経の予定日）だとどうか。
ここらへんから、早い方だと「胎のう」という赤ちゃんの袋が見え始めることがあります。しかし、まだ確認できない可能性も高いです。
まだちょっと早い。
妊娠５週〜６（月経予定日の１〜２週間後）のタイミングでは？
妊娠５週（月経予定日の１週間後）あたりでかかると、「胎のう」が大体確認できるかと思います。早い方は卵黄嚢や胎芽が見えます。そして妊娠６週（月経予定日の２週間後）あたりから、胎児心拍が確認でき（追記：早い人は５週目から見えることもあります）、このあたりでやっと「おめでたですね」と声をかけてもらえる頃になるかと思います。
この辺りが産婦人科を受診する初診のタイミングとして適切な頃かな？ と思います。
もっと週数が進んでから受診しちゃだめなの？
じゃあもう、胎児心拍がはっきりわかる頃（妊娠週数のもっと進んだ頃）までほっといた方が、むだなお金がかかんなくていいんじゃない？
と思うかもしれませんが、そうではありません。
この時期一番怖いのは（母親にとっては初期流産だと思いますが）、異常妊娠の可能性です。
その最たる物は「子宮外妊娠」
子宮の中に着床をしていない場合も、妊娠検査薬は陽性になります。しかし、超音波の検査で、いつまでも子宮内に胎のうが見当たらないことで気づく事ができます。
この「子宮外妊娠」は、初めは基本的に自覚症状ではわかりません。もし自覚症状で気づくとしたら、恐らく急激な腹痛が起きたときです。そして、そこまでの腹痛が起きた時点では、場合によっては命に関わります。
というのも、一番多いパターンは卵巣から子宮までの通り道である卵管内で着床をした場合。この卵管の部分で赤ちゃんが育ちはじめると、なにせ狭い空間なのですぐに一杯になってしまいます。そして大きくなった胎のうに耐えきれず、卵管は破裂してしまいます。その時に腹痛が起きるのです。
ですので、これは早期に発見して、早期に治療することが必要になります。
他にも、 いわゆるぶどう子と呼ばれる胞状奇胎や、一部の腫瘍性病変でも、妊娠検査薬で陽性になります。
昔どこかでみたニュースですが、男性が妊娠検査薬で陽性になり、検査をしたら腫瘍が見つかったというものがありました（ただし、これは現実としてありえる話ですが、その腫瘍自体が頻度が高いものではないので、「ガンの検査になるかも！」と誰もが頻繁に使う意味は一切ないことを強調しておきます）。
と思うかもしれませんが、そうではありません。
この時期一番怖いのは（母親にとっては初期流産だと思いますが）、異常妊娠の可能性です。
その最たる物は「子宮外妊娠」
子宮の中に着床をしていない場合も、妊娠検査薬は陽性になります。しかし、超音波の検査で、いつまでも子宮内に胎のうが見当たらないことで気づく事ができます。
この「子宮外妊娠」は、初めは基本的に自覚症状ではわかりません。もし自覚症状で気づくとしたら、恐らく急激な腹痛が起きたときです。そして、そこまでの腹痛が起きた時点では、場合によっては命に関わります。
というのも、一番多いパターンは卵巣から子宮までの通り道である卵管内で着床をした場合。この卵管の部分で赤ちゃんが育ちはじめると、なにせ狭い空間なのですぐに一杯になってしまいます。そして大きくなった胎のうに耐えきれず、卵管は破裂してしまいます。その時に腹痛が起きるのです。
ですので、これは早期に発見して、早期に治療することが必要になります。
他にも、 いわゆるぶどう子と呼ばれる胞状奇胎や、一部の腫瘍性病変でも、妊娠検査薬で陽性になります。
昔どこかでみたニュースですが、男性が妊娠検査薬で陽性になり、検査をしたら腫瘍が見つかったというものがありました（ただし、これは現実としてありえる話ですが、その腫瘍自体が頻度が高いものではないので、「ガンの検査になるかも！」と誰もが頻繁に使う意味は一切ないことを強調しておきます）。
このように、妊娠検査薬で陽性になることが「＝妊娠」とは限らないのです。
ですので、やはりあまり週数が進み過ぎない適切なタイミングで、きちんと検査を受ける事をオススメ致します。
保険証と、もしつけている方は基礎体温表を持って行きましょう。妊娠は保険が効かないと言いますが、正常妊娠と確定するまで、保険が効く産婦人科もあります（私のかかった産婦人科は、健診以外ほとんど保険が効きました）
以上から、「妊娠検査薬が陽性になった時、初診の時期はいつがいいか」という問いに対して、私のオススメは妊娠５〜６週あたりでしょうか。
どうか、陽性になった方が、無事に妊娠・出産にいたりますことをお祈りしています。
ちなみに私が使った妊娠検査薬はこちら。
と言っても、精度などは、フライングで検査しようと思わなければ、国内に普通に流通しているものであればどれでも問題ないので、使いやすい物をどうぞ。私は手に入る一番安いのを使っています。確認→初診前日などに再確認の流れで、２つはある方が便利。
