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2016年11月29日火曜日

WELQのリライト記事の危険を医師が訴える

(妊娠ネタではなくて申し訳ありません)

さて先日、なにかと話題のWELQの検索で、何気なく
「もしかして私のブログも引用されてるんじゃないか?」
と思い、検索してみることにしました。
すると2件ヒット。
意外と使われてるもんだな、と思ってみたら……


ということになりました。
さて、どこに使われていたかというと、(すでに消されてしまったので、googleキャッシュからの魚拓になります)

https://archive.is/a9Gie#selection-1275.24-1272.3

https://archive.is/qdUM1

以上2件。


下の記事については、妊娠と頭痛に関して書いていますが、こちらの記事については「WELQの記事を分解して、元の記事と比較して、記事構造を調べてみた ~引用以前の問題? | きもおたねっと。」にて天満川鈴さんが一体どうやってこのWELQの記事を作ったのか、について考察してくださっているのでご覧ください。
私が「引用以前」といった部分をうまく表現してくださっています。


というわけで、私は上の記事について考察しましょう。


2016年11月10日木曜日

妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります


米国小児科学会(AAP)がPediatricsという機関誌に2016年5月3日に発表した記事。

Influenza in Infants Born to Women Vaccinated During Pregnancy
http://pediatrics.aappublications.org/content/137/6/e20152360?sso=1&sso_redirect_count=1&nfstatus=401&nftoken=00000000-0000-0000-0000-000000000000&nfstatusdescription=ERROR%3a+No+local+token


2005年から2014年の、245386人の妊婦さんと、産まれた249387人の赤ちゃんを対象にした、大規模なコホート研究です。

その結果、妊娠中にインフルエンザワクチンの接種を受けた妊婦さんから産まれた赤ちゃんは、接種しなかった赤ちゃんと比べて、生後6カ月までのインフルエンザ様症状を発症するリスクが64%減少、検査で確定診断を受けたインフルエンザ発症のリスクは70%減少、インフルエンザによる入院するリスク(つまりは重症化するリスク)を81%減少したいたことがわかりました。

2016年11月7日月曜日

妊娠中の方はぜひインフルエンザワクチンをうちましょう!

(こちらもどうぞ
妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります

今年もインフルエンザのシーズンがやってきました。
妊婦さんはインフルエンザに罹患すると、重篤化する確率が高いことが知られていますので、ぜひ予防・重篤化防止のために、インフルエンザワクチンをうけましょう。
私の友人の言葉なのですが、

「ワクチンはシートベルトと似たようなものです。
事故自体を防ぐことはできないかもしれないけれど、事故にあった時に、しているのとしていないのでは全然違う。
命を守れるかもしれません」

これは至言と思います。
インフルエンザワクチンは、感染を100%防げるというものではありません。
しかし、これを打っておく事で、あなたの命と、あなたの体の中の小さな命を助ける事ができるかもしれません。

2013年の私が妊娠中に書いた記事はこちら。ご参照ください。
妊娠とインフルエンザワクチン

また、インフルエンザワクチンをうつことで産まれた赤ちゃんも守れるかもしれないという記事もどうぞ
妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります


妊婦用ワクチンがないと言われて不安になった方はこちらもどうぞ


2016年11月1日火曜日

持病があっても妊娠できますか?〜病気のある人の妊活〜

ネットの海をさまよっていると、知恵袋や掲示板などいろんなところで、病気と薬と妊娠の相談をしている方を見かけます。

「私も○○って病気だったけど、自分で薬やめて、妊娠したよ! 子どもも元気! だから大丈夫だよ!」

というような返信を見かけると、おいおい、ちょっと待ってくれよ! と思わずにはいられません。

世の中には沢山の病気があります。
同じ病名、同じ処方であったとしても、それは決してあなたのことではありません


例えば私は橋本病(甲状腺機能低下症)です。

「私は橋本病だよ! チラーヂンS飲んでて、妊娠したし、子どもも元気だから大丈夫だよ!」

と断言するのは、正しいけれど間違っています。
なぜでしょうか?