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2016年3月13日日曜日

妊娠中・授乳中の花粉症、ワセリンを試してみませんか?

花粉症のシーズンがやってきました。
妊娠中や授乳中でも使える薬はあるので症状が辛い方は是非相談して欲しいのですが、「でもやっぱり心配だから……」と、なんとか自力で花粉症のシーズンを乗り切ろうとしている方も多いのではないかと思います。

花粉対策としてマスク(インナーマスク)や眼鏡、といった方法はまず試してほしい事ですし、他にもいろいろな対策を練られているのではないでしょうか。
ここで一つ提案したいのは、「ワセリン」です。
ワセリンというのは石油を精製したものです。
……というと気味悪がる方もいらっしゃるかもしれませんが、軟膏の基材としてよく使われる物質で、毒性も非常に低く、唇や口の中にすら使える代物です。長く使われており、安全性はかなり高いと考えてもらって相違ありません。

このワセリンを、主に鼻の周りに塗ります。目の症状が辛い方は、目の周りもよいでしょう。

2016年3月9日水曜日

ぜひ妊娠前に自分と家族に風疹ワクチンを!

現在ジカ熱のことで騒がれていますが、それよりもまずは身近なところの感染症対策をしましょう! というわけで、一つ風疹の話題を書こうと思います。

2013年に大流行した風疹ですが、最近全くトピックスとしてあがってきません(2013年の妊娠前に書いた記事はこちら「妊娠と風疹 風疹は本当に流行しているのか?」。
幸い流行は過ぎましたが、感染者がいなくなったわけではありません。
NIID(国立感染症研究所)によると、すでに2016年の8週(2月)までに10人の風疹の報告があがってきています。
10人というと少なく感じるかもしれません(ちなみに2013年は一年間で14344人!!)。
しかしこの10人、本当に少ないで済ませてよいのでしょうか。

さて、風疹は1人の感染者がいた場合、免疫を持たない人何人に感染させることができるでしょうか。これは7〜9人と言われています(基本再生産数と言います)。
では毎年流行しているインフルエンザは何人に感染させると思いますか? これは2〜3人とされています。
この数字を見るだけでも、風疹がどれだけ恐ろしい感染力を持っているか、わかっていただけるかと思います。