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2017年12月7日木曜日

感染性胃腸炎対策特設サイト立ち上げ中です

妊娠出産関連の情報の更新が少なくて申し訳ありません。twitterでぶつぶつ呟いたり、育児関連は別ブログでコツコツ書いたりしています。

冬になって、ぼつぼつ感染性胃腸炎が広がりはじめています。原因はノロウイルスが有名ですが、他にもいろいろな病原体がいます。ノロウイルスと仮定して予防・消毒しておくと、病気の蔓延が防げます。
特に家族が感染すると、うつってしまって家族全員で倒れる事も多い病気。妊娠中も気をつけていただきたい疾患です。

2017年8月7日月曜日

月経カップ記事まとめ

月経カップ関連の記事が増えてきたので、ナビゲーターがないと辛いのでまとめておきます。


月経カップ:ブログ内記事

月経カップ大きさ比較〜スクーンカップサイズ1とサイズ2、どっちを選べばいい?〜
私が買ったスクーンカップの大きさ比較を写真と共にご紹介。
予想以上に大きさが違います。見た目だとわかりにくいかもしれませんが、実際に使うとかなり差があります。
ただ、小さければ違和感がないというものでもないので、なかなか大きさ選びは難しいなと感じます。経産婦で一般的な体格の方であれば、サイズ2(大きい方)でいいのかなという個人的な感想ではあります。

2017年7月18日火曜日

LINEスタンプ「ほめて&ほめてあげる人のためのスタンプ」作りました


Twitterのフォロワーさんが1万人になった記念に、なにか感謝企画できないかと考え、LINEスタンプを作ることにしました。

「ほめて&ほめてあげる人のためのスタンプ」として、台詞を募集したところ、沢山の方が台詞やシチュエーションを考えてくださいました。
出来上がったのがこちら
https://store.line.me/stickershop/product/1492496

2017年7月14日金曜日

独断と偏見で考える私の葉酸サプリの選び方〜妊娠・妊活中〜

twitterでアンケートと、医学的な知識をもつ方々からお知恵を拝借しようと思いましたが、まずは私ならどう考えて葉酸サプリを選ぶか? という事を書いておこうと思いましたので書いておきます。


妊娠前〜妊娠初期の葉酸サプリを飲む目的は?

まず、葉酸を摂取する目的は、二分脊椎症を含む神経管閉鎖障害のリスクを減らす」事のみです。
そのために必要なのが、バランスの取れた普段の食事にプラスして、葉酸400μgをサプリで摂取すること、です。
サプリである理由は2つ
  • 食事性葉酸は生体利用率が低く、十分な量を毎日食事から摂る事は現実的ではない(アボカドなら1日6個)
  • サプリは生体利用率のよいモノグルタミン酸型の葉酸である(サイトには合成葉酸とか書かれてますが、それである必要があります)
葉酸サプリは、妊娠を考えた時点から、妊娠12週まで飲み続ける必要があります。


これらの点から、上手に選ぶコツを考えていきましょう。

2017年6月20日火曜日

月経カップの漏れる原因と対策〜子宮膣部の位置を考えよう〜

私にとって、生理は、多い日の夜が一番の難関。
多い日用のタンポンでも朝起きたら吸収しきれず漏れて溢れて大惨事、という事があるんです。もちろんナプキンでは太刀打ちできません。
ところが、月経カップだと……一滴も漏れてないだと……?
お尻のベタベタも一切なし、着替えや洗濯も不要の幸せ生活……!


月経カップ、人によって合う合わないはあると思いますが、この夜の漏れなし快適睡眠だけでも、月経カップ買った甲斐があったなーと思います。


というわけで、月経カップ、快適に過ごせるかどうかは、この「漏れの原因」「漏れ対策」にかかっていると思います。
漏れなければ本当に快適。
というわけで、解剖から考えた月経カップの漏れの原因と対策のお話を今回はさせていただきます。


さて。
月経カップから漏れる原因は大きく2つです。

  1. 横に隙間がある
  2. 溢れてくる

そして、その対策としましては、

  • 自分にあったサイズの月経カップを使う。大き過ぎても小さ過ぎても漏れる。
  • 月経カップはきちんと開く。
  • 月経カップの位置はかなり下側であると心得るべし。タンポンとは違うよ!
  • 多い日は少し早めの交換を。
え? これだけ?
と思われるかもしれませんが、これだけです。
ただ、その原因を細分化すると、あなたが月経カップで漏れる原因がわかるのではないかと思いますので、図を使いながら説明しますね。

2017年6月7日水曜日

安全な月経カップの選び方〜FDA認証・登録を参考にしよう〜


どんな月経カップが安全なのか?

あんまり「安心」「安全」という表現はしたくないのですが、やはり月経中、膣の粘膜に触れた状態になります。最低限の条件はクリアしたものを買った方が無難と思います(中国製などのすごく安価なものもあるようですが……)

アメリカで流通しているものを例にあげると、FDA(アメリカ食品医薬品局)に認証されたものをチョイスするというのが一つの目安になります。
登録されているということは、最低限の安全性や有効性の基準を満たしている、と思って頂けたらよいかと思います。
(日本であれば日本の薬事法関連をクリアしたものになる……はずですが、今後月経カップが日本でどういう位置づけになるのか不明です。今後なにか動きがあれば追記します)

登録されていれば「絶対に安全」というものではありませんが、最低限の基準をクリアしていますので安心して使えるかと思います。

FDAに認証・登録されている月経カップ一覧

ではどこのメーカーがFDAに登録されているか。
FDAで検索すると、36個ヒットしました。(検索方法間違えてたらごめんなさい)2017年6月5日時点ですね。
ざっとリストアップしました。
製品名のついているものとないものがあるので、わからないものは「(会社名)」で書いておきます。国名も書いてます(書いてないところはアメリカUSA)
同じ商品名があるのは、多分製造会社が変わったりしたためと思いますが、そのまま書いてます。気になる方は元リンクから調べてみてください。すいません。

2017年6月6日火曜日

月経カップ大きさ比較〜スクーンカップサイズ1とサイズ2、どっちを選べばいい?〜

スクーンカップが届きました

届きました月経カップ。スクーンカップ(Sckoon Cup)ですね。

どん。2種類。
後ろはこんな感じ。
あけてみましょう。
ついてくるオーガニックコットンの巾着袋の柄は選べないのですが、なかなかかわいい。というか紐のところがかわいい。

サイズ2種類買いましたので、折角なので今回はまずサイズ比較をしながら紹介します。
他の月経カップのサイズも書いておきますので、買うときの参考にされてください。

2017年6月2日金曜日

月経カップは本当に安全なのか〜タンポンとTSS(トキシックショック症候群)〜


さて、twitterでごちゃごちゃ呟いて調べているうちに、月経カップが本当に欲しくなったので注文しました。

by カエレバ

これ。amazonで少し安かったので購入。(公式サイトでもクーポンで500円割引あります)
日本国内で手に入るものは少なく、ディーバカップ(Diva Cup)、ムーンカップ(Mooncup)、スクーンカップ(Sckoon cup)、フルールカップ(fleurcup)フェミーサイクル(FemmyCycle)あたりが比較的有名かと思います。
来月あたり(?)には国産のローズカップも登場するそうな。
今回は紹介する意味もかねて、Amazonや楽天で手に入る(個人輸入をしたりしなくても誰でも気楽に購入できる)スクーンカップをチョイスしました。


さて。
そもそも月経カップとはなんぞや、と言いますと、タンポンのように膣内に挿入し、カップで経血を受け止め、溜まったら引っこ抜いて、血を捨ててまた膣内に入れる、という非常にシンプルな仕組みの生理用品です(このあたりの説明は、実物が手に入ったらまたやります)。
1980年代あたりからアメリカなどで普及しはじめ、欧米ではポピュラーな生理用品、らしい。すいません、どのくらいポピュラーかは知りません。


その利点の一つとして挙げられるのが、今回のテーマ。

「膣内に入れるが、タンポンのようにTSS(トキシックショック症候群)の危険性がない」

という事。

で、これ本当かいな、と。
膣の中に入れて血を溜めるんでしょ?
黄色ブドウ球菌繁殖しないの?
と。
ちょっと疑問に思ったので調べてみました。

結論を先に言うと、「説明書通りに使っていれば安全」でOKです。

詳しい話が気になる人は下をどうぞ。

2017年5月29日月曜日

たまごクラブ2017年6月号を独断と偏見でレビューしてみた

前回の赤すぐに続いての独断と偏見でレビューシリーズ第2弾。
今回は王道、たまごクラブです。

たまごクラブ 2017年6月号 [雑誌]

ベネッセコーポレーション 2017-05-15
by ヨメレバ

立ち読みしたらめまいがする内容が満載だったので、レビューするか悩んだのですが、twitterで「読んでみたい」との声がありましたので、意を決して購入しました。
ところで、電子書籍版が出てるんですね。おまけが冊子なので、今回のは買うなら電子書籍でよかったかも(少し安いし)

前回と同様、前置きとして、批判をするのは簡単で、実際になにかを作り上げるのはとても大変な事です。あくまでここに書いた事は、私の独断と偏見によるものであると申し上げておきます。

最初に総評から

広告多量、ただし赤すぐよりは通販度合いが低い分、妊娠雑誌としての体をなしている。
しかし、まともな記事ととんでもない記事が同レベルで掲載されているので、本当に読むの怖いし、正直お勧めする気にならない。読むなら、是非下記のレビューも一緒に読んでください。

記事自体は、赤すぐの方が正直マシだったかも(あくまで今回の号のみの比較ですが)。
ドクターが監修しているものは、大体まともと言いたいが怪しいものも……(詳細は下記のさかごの記事を参照)

妊娠中の迷ったことランキングと、帝王切開、会陰切開について興味がある方にはおすすめします。特に迷ったことランキングのQ&Aは、よくできた記事と思います。


2017年5月3日水曜日

赤すぐ2017年5月号を独断と偏見でレビューしてみた

この類の雑誌は私の趣味じゃないのでほとんど買った事がなかったんですが、おまけのパディントンベアのおむつポーチがかわいかったので欲しくなりました。
そんな話をtwitterでもそもそ呟いていたら、「あやしい内容の記事はないか、見て欲しい」というような後押しもいただき、独断と偏見でレビューしてみる事にしました。

赤すぐ 2017年 05 月号 [雑誌]

リクルートホールディングス 2017-04-15

by ヨメレバ
というわけで、今回レビューしたのはこの雑誌。

前置きとして、批判をするのは簡単で、実際になにかを作り上げるのはとても大変な事です。あくまでここに書いた事は、私の独断と偏見によるものであると申し上げておきます。

最初に総評から

通販雑誌+広告多量(全体の8割程度)に、少量の妊娠・産後の記事がついている程度。

おまけのおむつポーチはかわいいが、使い勝手は微妙(ただし、おしりふきを入れるスペースがついているのは使いやすい)

記事については、そこまでひどい内容ではないです。ドクターが監修している記事は大体大丈夫そう(全部は読み込んでいませんが)。

税込み470円をおむつポーチ代で構わない、と思うならOK。
産前産後の通販雑誌が欲しいならおすすめします(まあネットで注文出来るので、別に雑誌で買わなくてもいいのでは、とも思いますが)。

2017年2月11日土曜日

つわりの原因・治療・日常できる対策と予防法

(2014年2月3日の記事ですが、2017年2月11日加筆修正しました)

つわりについて検索すると、いろいろな種類があると書かれています。
吐きづわり、食べづわり、唾液づわりなどなど……
ただ、実際に医学的には、食べづわりや吐きづわりという分類はしません。
妊娠4〜8週くらいから、安定期に入る12〜16週あたりまで続く、気分が悪くなって吐き気が続いたり、嘔吐したりするものを「つわり」と分類し、更にそれが悪化してひどくなったものを「妊娠悪阻」と分類する、という非常にアバウトな区切りになります。
要するに、医学的に積極的な治療が必要かどうかという分類ですね。

つわりの原因は何か?

さて、このつわりはなぜ起こるのか。
実はこれについてははっきりとした答えは出ていません。
いくつもの要素がからんでいるというのは確かです。
妊娠に伴う体内環境の変化に、母体が追いつかない適応障害の状態になっている、というのがつわりの正体です。

その原因の物質として、急激に増大するhCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)が吐き気を誘発する、エストロゲンが嗅覚を敏感にする、甲状腺ホルモンの変化、ピロリ菌の関与、などなどと正書には書かれています。

一つ説明がしやすいのが、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の働きによるものです。
妊娠初期は、胎盤を維持するために、卵巣の黄体からプロゲステロンが沢山作られます。
安定期に入れば、胎盤自体が安定し、卵巣からのプロゲステロンに頼らなくてもよくなります。
この、卵巣由来のプロゲステロンが相対的に過剰な状態が、ちょうどつわりの時期と重なります。

プロゲステロンには、もちろん大切な働きは沢山あるのですが、その働きの一部(副作用と言ってもいいかもしれません)に、腸管の蠕動を抑える働きがあります。
腸管の蠕動が抑えられると、当然便秘が起こってきます(逆に、便秘がひどくなると、それを解消しようとするために、プロゲステロン以外の働きによって下痢になる人もいるでしょう)。
食べ物が貯留して、異常に腸管ガスが増えてお腹もはります。
下部の腸管が動かなければ、当然上部の腸管もうまく働きません。胃の中にいつまでも食べ物が滞ったり、通過しにくくなると吐き気がきたり、嘔吐したり、げっぷしたり……ということが、当然起こってくるということになります。
生理前になると便秘になって、生理がはじまると下痢になる……という経験をした方もいるかと思いますが、まさにこの生理前の状態が続いているのが、妊娠初期の状態だと思うとわかりやすいと思います。

ただ、このプロゲステロンだけではつわり全ての説明がつかないことは断言しておきます。
胎盤が完成すると、卵巣の黄体からではなく、胎盤からプロゲステロンが作られるようになり、その量は週数が進むと多くなるからです。(ただし、胎盤由来のプロゲステロンには、黄体由来のプロゲステロンと違い、体温を上げる働きはないようなので、全く同じもの、というわけではないようです。)

他のホルモンとの兼ね合いや、種々の要素がからみあって、あの迷惑なつわりの症状が出ているのは間違いありません。
特にエストロゲン製剤は、非妊娠時に投与すると結構な頻度で嘔気、嘔吐を引き起こしますので、いわゆる吐きづわりの人はこの反応が強く出ているのではないかと考えられます。