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2016年11月10日木曜日

妊娠中のインフルエンザワクチン接種は生後6か月までの赤ちゃんにも効果があります

(本文は下に続きます。)

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米国小児科学会(AAP)がPediatricsという機関誌に2016年5月3日に発表した記事。

Influenza in Infants Born to Women Vaccinated During Pregnancy
http://pediatrics.aappublications.org/content/137/6/e20152360?sso=1&sso_redirect_count=1&nfstatus=401&nftoken=00000000-0000-0000-0000-000000000000&nfstatusdescription=ERROR%3a+No+local+token


2005年から2014年の、245386人の妊婦さんと、産まれた249387人の赤ちゃんを対象にした、大規模なコホート研究です。

その結果、妊娠中にインフルエンザワクチンの接種を受けた妊婦さんから産まれた赤ちゃんは、接種しなかった赤ちゃんと比べて、生後6カ月までのインフルエンザ様症状を発症するリスクが64%減少、検査で確定診断を受けたインフルエンザ発症のリスクは70%減少、インフルエンザによる入院するリスク(つまりは重症化するリスク)を81%減少したいたことがわかりました。



インフルエンザワクチンは6か月未満の赤ちゃんは接種することができません。
そのため、インフルエンザ流行期間中に出産するお母さん、ぜひ、赤ちゃんを守るためにも、インフルエンザワクチンを接種しませんか?

2016年は、すでにインフルエンザの患者さんが増えて来ています。いつもより早めの流行が予想されます。
お母さん自身の体をまもるために、そして、小さな命を守るために。さらには、産まれて来た赤ちゃんへのプレゼントとして、どうぞインフルエンザワクチンの接種をお勧め致します。