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2014年3月12日水曜日

今更きけないSTAP細胞、iPS細胞、ES細胞の違いをわかりやすく説明

(本文は下に続きます。)

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もはや妊娠ブログとは関係ない話題になって申し訳ないです(受精卵やES細胞については関係あるかな……?)。
STAP細胞には陰ながら期待していたので、今回の騒動については残念に思うし、期待しているからこそその存在を証明しなおして欲しいと思ってます。

そんなわけで、ちょっとだけ最初に戻って、STAP細胞、iPS細胞、ES細胞の違いを簡単に説明してみようかと思います。解説というほどの細かい内容ではなく、あくまでとっかかり用の説明レベルですので、詳しいことを知りたい方は専門サイトへどうぞ。


そもそも……あなたの皮膚をひっかいて、皮膚の細胞を取り出したとしましょう。
そしてその細胞を培養液に浸して増やしてみましょう。
するとどうなるか。

答えは「皮膚」になります。
じゃあ肝臓からとった細胞は? →肝臓になります
筋肉からとった細胞は? →筋肉になります
というように、あなたの体は、すでに「なにになるのか決まった細胞」で出来上がっています。
(注:実際には、立体的な臓器はそうそうできません。正しくは、「肝臓の細胞が増えるだけ」等だと思ってください)

じゃあ、「なんの細胞になるかまだ決まってない細胞」はあるの?
といわれますと……あります。
育ってしまう前の細胞です。
例えば受精卵。精子と卵子が組み合わされて作られた受精卵は、まだ方向性が決まっていません。どんどん分裂して大きくなって行く過程で、「皮膚になる細胞」「肝臓になる細胞」「筋肉になる細胞」……などなどに変化して行きます。
この、まだ方向性が決まっていない、なんにでもなる可能性を秘めているすごい性質を「多能性」と呼びます。(全能性との詳しい差異については割愛します)

多能性のある細胞を使えば、様々なことができます。
たとえば、「腎臓」という臓器は、単純に腎臓の細胞を増やすだけでは作れません。なぜならば、腎臓を作る細胞には様々なものがあって、それらが上手に組み合わさらないと「腎臓という臓器」にはならないからです。
ここに多能性のある細胞を使えば、うまく方向性を与えることができれば、「腎臓」自体を生み出すことが可能になるのです。
もちろん、簡単にできるものではないので、今はまだ「臓器」の前段階、「組織」を作って利用出来るかの研究が様々に行われています(再生医療、という名称で注目を集めています)。


じゃあ、多能性のある細胞はどうやって作るか?

そこで出てきたのが「ES細胞」です。

ES細胞は、受精卵を使って作って特殊な培養をするとできる細胞です。
受精卵を使うのですから、もちろん多能性はお墨付きです。
しかし、ここで問題があります。
本来であれば、受精卵は最終的に一つの命になれる可能性のある細胞です。
これをとってきて別の用途に使うというのは、倫理的にまずくない? 赤ちゃんの命を一つ潰すようなものでしょう?
という当然の疑問が生まれるわけで、なかなか使いにくい細胞となってしまいました。

さあ、そこでお待ちかね、「iPS細胞」の登場です。

iPS細胞は、例えば皮膚なんかの細胞、体細胞と呼ばれる細胞をとってきて、4種類の遺伝子を組み込んでやることで多能性をもった細胞ができる、という画期的な細胞です。
これなら、受精卵を使う必要がないわけですから、倫理的な問題は解決します。
さらに、患者さん自身の細胞を元にして作ることができるので、出来上がった組織は拒絶反応を示さないはずです。
夢のような話で、だからこそノーベル賞が授与されることになったわけです。
もちろん問題点はあり、それを取り除きながら研究が続いています。

しかし、iPS細胞は「遺伝子を組み込む」という作業があり、そう簡単にできるものではありません。それこそ、最初は発がん性なども問題となりました(今はだいぶ解決しています)。

そこで出てくるのが……そう、STAP細胞です。

STAP細胞は、「受精卵」も使わずに、体細胞に「遺伝子を組み込む」必要もなく、ただ体細胞に「紅茶くらいの酸性の液体」をぶっかけるだけで、この多能性を持つ細胞ができちゃうよ! という、もう目玉が飛び出るような発見なのです。
実際には、酸だけでなく、様々な刺激でこの多能性をもつ細胞ができる、という論文。
方法が簡単なので、「若返りも夢じゃない」……例えばお肌にこの技術を使えば、赤ちゃんのもちもち肌に戻ることもできる、かも?
なにより、紅茶くらいの酸性の液体なんて簡単にできるので、安くできる! いいことづくめなのです。
なので、iPS細胞の山中教授も「大リーグだけではなく、サッカーのワールドカップも狙える」というコメントをされたわけです。

楽しみですね!

という締めくくりで、今回の説明をしめさせていただこうかと思います。




ここから余談。
……が、ここにきて、STAP細胞の夢が……崩れようとしています……
実際にはそう簡単にできないというのが事実のようです(まあそう簡単にできたら、紅茶を飲んだら口の中がとんでもないことになるはずですし)。
といっても、完全に否定されたわけではないです。理研が総掛かりで嘘をつくなんて暴挙をしていなければ(そんなことをしても、いずればれるわけで、そんな嘘はつかないはずです)、少なくとも小保方さんのプロトコルに従えば、Oct4発光する細胞はできるはず、です。
問題は、このOct4発光する細胞が本当に多能性を有するか? とりあえずテラトーマはできたの? できなかったの? という部分が画像コピペ疑惑などでよくわからなくなってきてたりするわけでして……うーん。
しかし、まるっきり捏造なんてしても、誰も利益はないと思うのです。こんなおおがかりな話ならどこかで必ずばれるわけで、ばれなかったとしてもなんの役にも立たない理論になるわけで……そんなアホはiPS芸人の森口氏だけで十分です。

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