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2014年1月30日木曜日

流産の時の腹痛と痛み止め(鎮痛剤)の話

(本文は下に続きます。)

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妊娠8週で稽留流産から自然に完全流産となった時の話の詳細はこちら

調べていると、流産の時の鎮痛剤について悩んでいらっしゃる方が多いようです。
妊娠中は薬を安易に飲んではいけない、というのは一つのルールではありますが、流産が確定しているのであれば(エコーなどで心拍が停止しており、医師から稽留流産の診断がついている、といった場合)、鎮痛剤などを飲んでも問題はありません。今必要なのは、母体であるあなたの苦しみを減らすことだ、と私は思います。
私は手持ちのロキソニンがあったので、それを使いました。できれば胃薬などと一緒に服用しましょう。胃を荒らします。胃薬がなければ空腹の時は避けた方がいいです(なにかちょっとでも食べてから飲む)。
市販のバファリンやイブ、ロキソニンSなどでも問題ありません。使い慣れたもので構いません。
ただ、稽留流産から進行流産となり、自然に娩出される時の痛みは結構なものなので(子宮収縮などに伴うものなので、要するにちょっとした陣痛です)、完全にその腹痛を抑えることはできません。
用法用量を守って飲む分には問題ないと思ってください(それ以上は母体に負担になりますし、種類によっては過剰に飲むと血小板の機能が抑えられ、出血量が多くなる可能性もありますので)。
飲む間隔と量は守りましょう。それで我慢ができない場合は、病院へ行きましょう。

私の場合、流産の時の痛みがどのくらいかと言われると、腹痛もひどかったですが、腰と骨盤が痛かったです……。響くような痛みというか、割れそうな痛みというか……。
腹痛自体は生理痛などで慣れている分、あまり辛くなかったですが、この腰と骨盤の痛みは辛かったです。
ただ、我慢出来ない痛みではなかったです。直ちに救急車を呼ばないと気絶してしまうかも、というような痛みではない、というイメージですかね。
「これくらい我慢できなくて、本当の分娩の時の陣痛に耐えることができると思うてか……!」
という気合いで乗り切ったのを覚えてます。
まあ、ロキソニンを飲んでたので、それで弱まっていたからこそ耐えられたのかもしれませんが……。

ただし、鎮痛剤の作用として、子宮収縮を起こすプロスタグランジンを抑える作用がある(これは鎮痛作用のメインの部分でもあります)ため、子宮収縮自体が抑えられてしまう可能性はあります。生理痛に痛み止めがよく効く理由の一つでもありますね。
自分が実際に流産中に使用した感想なのですが、使用した後、確かに陣痛(のような痛み)が遠のきました。
ただ、飲んでいても流産自体は進行しましたし、最終的に完全流産となりました。ですので、鎮痛剤を飲むこと自体で、流産が進行しなくなるほどではない、と私は考えます。
だからこそ、私の主治医の先生も「家で赤ちゃんが自然に降りて来た時には、痛み止めを飲んでいいですから」とおっしゃったのだと思いますし。
少しでも子宮収縮を抑えたくない、というのであれば、アセトアミノフェン(カロナール等の商品名で処方されます)の方が、その他の市販の鎮痛剤より抑えにくいとは思います。胃も荒らしません。ただ、痛み止めとしての作用も弱いですが……


不安なようでしたら、主治医の先生にご確認くださいね。
苦しんでいる方の、なにかの参考になれば幸いです。

↓ロキソニンS(第1類)

by カエレバ

↓これは市販のアセトアミノフェン。
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胃薬を足すならガスター10あたり。
by カエレバ